May 7, 2008 / 4:45 AM / 12 years ago

アジア通貨動向(7日)=ウォンやペソが下落、原油価格の急騰を懸念

 [シンガポール 7日 ロイター] 7日午前のアジア通貨市場では、韓国ウォンが数週間ぶりの安値に下落しているほか、フィリピンペソも軟化している。

 米国株の上昇を受けて市場に明るさが戻っているものの、原油価格急騰が各国経済に及ぼす影響が懸念されている。

 6日の米国株式市場では、連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)FNM.N幹部が、クレジット危機の最悪期は過ぎたことに慎重ながらも楽観的な見方を示したことが支援材料となった。

 しかし、市場の関心は1バレル=122ドルを突破した原油相場に集まっており、米国株式市場におけるリスク志向やキャリートレードの回復は、アジア通貨の上昇にはつながっていない。

 フォアキャストのエコノミスト、ビシュヌ・バラサン氏はリポートの中で「原油価格は再び最高値を更新している。それはインフレ率を押し上げ、生産コストの上昇が製造業に打撃を与えかねない」と述べた。

 韓国ウォンKRW=は0.7%安の1ドル=1021.10ウォン。2日連続で7週間ぶりの安値を更新した。韓国は原油を輸入に依存しており、原油高の影響が懸念されている。

 韓国銀行(中央銀行)は8日に金融政策決定会合を開く。ロイター調査では、利下げ予想と据え置き予想がきっ抗している。

 シンガポールドルSGD=とマレーシアリンギMYR=は、前日の上昇分を維持しているが、他のアジア通貨については弱気な見方が多い。

 フィリピンペソPHP=は0.3%安の1ドル=42.39ペソ。5日につけた昨年12月初旬以来の安値まで下落している。市場関係者によると、フィリピン中央銀行がペソ買い介入を実施した模様だが、依然として売り圧力が強い。

 マニラのあるトレーダーは、きょうの予想レンジを1ドル=42.30─42.45ペソとし、42.50ペソがテクニカル上の抵抗線になるとの見方を示した。

 インドネシアルピアIDR=は、0.1%安の1ドル=9230ルピア。インドネシア中央銀行は6日、インフレ抑制のため、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ8.25%とした。

 市場関係者によると、インドネシア中銀はここ1カ月間、為替介入を実施しており、ルピアは狭いレンジで推移している。

 ジャカルタのあるトレーダーは「次の焦点は、近く実施される可能性がある燃料価格の引き上げだ」と指摘。

 インドネシア政府は5日、燃料価格を引き上げる意向を示した。実現すれば、補助金予算の削減につながる見通し。

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 *0304GMT(日本時間午後1時04分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。

 シンガポールドル      1.3579

 台湾ドル        30.477

 韓国ウォン      1019.00

 タイバーツ      31.71

 フィリピンペソ     42.32

 インドネシアルピア  9228.00

 インドルピー     40.94

 マレーシアリンギ  3.1505

 人民元      6.9852

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