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UPDATE1: 豪中銀が金利据え置き、声明受け利上げ打ち止め感広がる
2008年7月1日 / 06:50 / 9年後

UPDATE1: 豪中銀が金利据え置き、声明受け利上げ打ち止め感広がる

 [シドニー 1日 ロイター] オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は1日、政策金利であるオフィシャルキャッシュレートを7.25%に据え置くことを決定した。金利決定に伴って発表した声明では、過去の利上げが需要を抑制する効果が表れているとして、長期的にインフレが抑制されるとの見通しが示された。

 金利の据え置きは4回連続で、予想通りの決定。RBAは過去1年間に4度の利上げを実施している。

 RBAの声明を受け、市場ではさらに金利が引き上げられる可能性は薄れたとの見方が広まり、豪ドル相場が下落した。

 RBAのスティーブンス総裁は、声明の中で「インフレ見通しは依然として懸念材料だが、理事会は引き続き、今年は需要の伸びが鈍化すると判断している。最新の情報もその判断を裏付けている」と指摘した。

 この日発表されたデータでは、製造業の活動が過去3年で最も急速に収縮しているほか、5月の新築住宅販売件数が5%減少したことが示された。

 1―4月の小売売上高はおおむね横ばいで、ローン貸し出しは1991年のリセッション局面以来の低水準に鈍化した。

 5月の雇用者数も19カ月ぶりに減少に転じ、RBAは労働市場のひっ迫がやや緩和しているとの見方を示した。

 これらはいずれもインフレ率が鈍化するとの見通しを示唆している。コアインフレ率は第1・四半期に17年ぶり高水準となる4.2%に達し、RBAの目標レンジである2―3%を大幅に上回っていた。

 ABNアムロのチーフエコノミスト、キーラン・デイビス氏は「商品価格の上昇圧力があるため、彼らは依然としてインフレを懸念しているが、経済活動が減速しているとの自信を深めているようだ。減速が続く限り、金利は据え置かれるだろう」と述べた。

 RBA声明は、オーストラリアの過去1年のインフレ率は、生産余力が限られ、一時の需要拡大の影響が残る環境の中、高水準で推移したとの見解を示した。このような環境の下、中銀はインフレ抑制を目指し需要の抑制に努めてきたという。

 また、理事会のこれまでの決定や、市場金利の上昇、一部借り手に対する融資条件の厳格化を受け、金融をめぐる状況は昨年半ば以来、大幅に引き締まっているとしたうえで、世界の金融市場の状況は、過去1カ月で信用懸念が再浮上し引き続き困難となっている、との認識を示した。

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