レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
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<外為市場> 17時現在
ドル/円 106.14/16円 ユーロ/ドル 1.5821/23ドル
ユーロ/円 167.92/97円
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅円安の106円
前半で取引されている。東京市場でドルはレンジの上下に控える売買注文に挟まれ値動き
が鈍ったが、夕方の取引では欧州中央銀行(ECB)理事会をあすに控えてユーロの買い
仕掛けが活発となり、ユーロ/ドルは一時2カ月ぶり高値を更新。ユーロ/円も168円
台へ上昇した。
ドル安の手掛かりとされる原油高・株安地合いが続く中、前日に行われたトリシェEC
B総裁とポールソン米財務長官の会談後に目立った発言がなかったため、市場ではECB
理事会前に、ドルの売り仕掛けが強まる可能性があるとの指摘が出ている。
レポート全文: [JPY/J]
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<株式市場>
日経平均 13286.37円(176.83円安)
13247.05円─13489.87円 出来高 20億1223万株
東京株式市場では、日経平均が1965年以来の10日続落。朝方から国内勢の売りを
きっかけに下値模索となり、先物売りがこれに拍車をかける展開が続いた。いったん一服
した先物売りが後場中盤から再び勢いを増したことで、日経平均の下げ幅は一時200円
を超えた。3日の欧州中央銀行(ECB)理事会をにらみ、欧州の利上げが7月だけでは
終わらないのではないかとの懸念が日本株の下値不安につながっているという。
東証1部の騰落数は、値上がり186銘柄に対し値下がり1476銘柄、変わらずが
62銘柄だった。
レポート全文: [.TJ]
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<短期金融市場> 17時20分現在
無担保コール翌日物金利(加重平均レート) 0.509%
3カ月物FB(政府短期証券)流通利回り 0.570%(変わらず)
ユーロ円3カ月金先(09年3月限) 98.960(─0.020)
安値─高値 98.955─98.975
無担保コール翌日物は0.51%を中心に取引された。税揚げ日を迎えたが、日銀の金
融調節で資金不足額がほぼ埋められており、水準を切り上げて調達する動きは見られなか
った。「0.51%付近で大手行から資金調達意欲がしっかりと示された」(複数の市場
関係者)といい、底堅さを感じる展開となった。ユーロ円3カ月金利先物が下落。日経平
均が一時前日比200円を超す値下がりとなったが、利上げが濃厚となっている3日の欧
州中央銀行(ECB)理事会を前に買い手控え感が強まった。財務省が発表した新発3カ
月物政府短期証券(FB)入札結果では、最高落札利回りが0.5945%と前回債
(0.6005%)に比べて小幅低下。6月期末要因がはく落したことが金利低下を促し
た。
レポート全文: [JP/MJ]
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<円債市場>
10年国債先物中心限月・9月限(東証)134.68(─0.01)
134.54─134.89
10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値) 1.655%(―0.015)
1.675%─1.645%
円債市場は横ばい圏で取引を終えた。財務省が3日正午締め切りで実施する10年利付
国債の入札や、欧州中央銀行(ECB)理事会を控えて模様眺めムードが強まり、動意が
和らいだ。一部国内投資家による超長期買いが予想を上回る金額だったほか、利回り曲線
の形状に着目したポジション繰りで相場が持ち上がる場面もあった。日経平均株価の下落
は追い風となった。
レポート全文: [JP/BJ]
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<クレジット市場>
政保債(公営)10年 7.5─ 8bp 銀行債(みずほ)5年 24─25bp
地方債(都債)10年 9.0─10bp 電力債(東電)10年 18─19bp
一般債市場では、首都高速道路<0#0907=JFI>の財投機関債に売り気配が出た。マーケッ
トでは、金利が低下(価格は上昇)した局面で、利益を確定させることを目的にした売り
とみている。クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、指標となる
iTraxxJapanシリーズ9ITXCK5JA=GFIのプレミアムは小動き。クレジットリ
スクを積極的に取引する材料が少なく、プレミアムは137ベーシスポイント(bp)、
138bpと140bpを小幅下回る水準で取引された。
レポート全文: [.JPCR]
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<スワップ市場>
スワップ金利(17時20現在の気配)
2年物 1.28%─1.24%
3年物 1.38%─1.34%
4年物 1.47%─1.43%
5年物 1.56%─1.52%
7年物 1.70%─1.66%
10年物 1.91%─1.87%
スワップ金利は超長期ゾーンが低下した。超長期国債が買われた影響で、同ゾーンの金
利に低下バイアスがかかった。市場参加者によると、20年ゾーンが0.875ベーシス
ポイント、30年ゾーンは1.375bp、それぞれ低下した。2年ゾーンから4年ゾー
ンは1.5bpの上昇。5年ゾーンは1.375bp、7年ゾーンは1bp、10年ゾー
ンが0.5bpの上昇となり、イールドカーブはツイスト・フラット化する形状となった。
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[東京 2日 ロイター]
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