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UPDATE2: 8月日銀金融経済月報、当面停滞後に緩やかな成長路線へ
2008年8月20日 / 05:53 / 9年後

UPDATE2: 8月日銀金融経済月報、当面停滞後に緩やかな成長路線へ

 [東京 20日 ロイター] 日銀は20日に公表した8月金融経済月報で、生産や輸出、個人消費などの判断を下方修正した。こうした判断をもとに、景気の現状について「エネルギー・原材料価格高や輸出の増勢鈍化などを背景に、停滞している」と総括。ただ、先行きについては「当面停滞を続ける可能性が高い」としたものの、国際商品市況高が一服し、海外経済も減速局面を脱するにつれて「次第に緩やかな成長経路に復していく」との見通しを変えなかった。

 生産の現状は「このところやや弱めの動きとなっている」から「弱めに推移している」、先行きは「当面横ばい圏内で推移するが、その後増加基調に復していく」から「当面弱めに推移する」にそれぞれ判断を引き下げた。

 同様に輸出についても、現状を「足元鈍化しつつも増加基調を続けている」から「増勢が鈍化している」、先行きを「海外経済が減速しつつも拡大する下で、増加基調を続けていく」から「海外経済の減速から、ごく緩やかな増加にとどまる」に判断を下方修正した。

 輸出をめぐる環境は、より不透明感が増している。米国は「景気は引き続き停滞している」との判断を据え置いたののの、EUは「緩やかに減速している」から「減速感が強まっている」に下方修正。中国などの新興国や資源国については「景気拡大を続けているが、このところインフレ率が高まっており、一部の国ではそれが成長の制約要因として働き始めている模様」として警戒感を強めた。

 このほか設備投資と雇用者所得、個人消費の現状判断も下方修正。設備投資は「増勢が鈍化している」から「横ばいとなってきている」、雇用者所得は「緩やかに増加」から「伸び悩み」、個人消費は「このところやや伸び悩んでいる」から「弱めの動きになっている」にぞれぞれ引き下げた。

 個人消費は先行きについても「当面やや伸び悩む可能性が高いが、雇用者所得が緩やかな増加傾向をたどる下で、価格上昇の動きが一巡するにつれて、次第に底堅さを取り戻していく」から「当面、雇用者所得が横ばいで圏内で推移する下で、物価上昇の動きが続くことから、伸び悩む可能性が高い」に下方修正している。

 こうした判断をもとに国内民間需要の先行きについては「企業収益が減少を続け、家計の実質所得も弱めに推移する下で、伸び悩む可能性が高い」との見方を示し、7月の「当面やや伸び悩みつつも、その後は次第に底堅さを増していく可能性が高い」から判断を引き下げた。

 (ロイターニュース 志田義寧記者)

(yoshiyasu.shida@thomsonreuters.com; 03-6441-1837; ロイターメッセージング:yoshiyasu.shida.reuters.com@reuters.net)

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