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UPDATE1:「景気はさらに減速」、輸出・消費・生産などを下方修正=7月日銀金融経済月報
2008年7月16日 / 05:46 / 9年後

UPDATE1:「景気はさらに減速」、輸出・消費・生産などを下方修正=7月日銀金融経済月報

 [東京 16日 ロイター] 日銀は16日公表した7月の金融経済月報で、景気の現状について「エネルギー・原材料価格高の影響などから、さらに減速している」として「さらに」を付け加えて判断を下方修正した。個別項目では、個人消費、輸出、住宅投資、生産について前月から下方修正、短観を受けて企業の景況感も引き続き慎重化しているとした。

 先行きについても「当面減速が続くものの、その後次第に緩やかな成長経路に復していく」として回復時期が遅れるとの予想を示した。

 消費者物価指数(除く生鮮食品)についても「経済全体の需給が概ねバランスした状態で推移するもとで、石油製品や食料品の価格上昇などから、当面現状程度ないしそれを幾分上回るプラス幅で推移する」とし、上昇率が高まるとの見方を示した。

 今月から実施された情報発信の充実措置に伴い、金融経済月報は金融政策決定会合翌日に公表されることとなった。金融政策決定について政策委員が議論した背景については迅速な公表のために決定内容と同時に文章で示すこととし、執行部がとりまとめた経済・物価の背景資料として月報を翌日公表するとの枠組みに変更された。

 

やや詳細に見ると、足元の景気判断は4月に「減速している」に下方修正していたが、7月には「さらに減速している」として、ここへきて景気が一層悪化していることを示した。

 各需要項目では、これまで景気を下支えしてきた輸出は、鈍化が鮮明になってきたことを受けて「幾分」という表現を削除して「鈍化」と明示。企業収益も「交易条件の悪化等を背景に減少している」とした。設備投資の増勢鈍化に加えて、これまで「底堅い」と判断してきた個人消費も「石油製品や食料品などの価格上昇が続く中で、このところやや伸び悩んでいる」と下方修正。住宅投資も改正建築基準法の落ち込みから緩やかに回復してきたが、7月は「回復の動きが一巡した」と下方修正した。こうした内外需の動きを受けて、生産はこれまでの横ばい圏内との見方から「やや弱めの動きとなっている」と下方修正した。

 景気の先行きも下方修正した。当面減速が続いた後、「次第に」という表現を挿入して「緩やかな成長経路に復していく」時期が後ずれする見通しを示した。設備投資や消費、住宅投資などの国内民需は、当面やや伸び悩みつつも、その後は次第に底固さを増していく可能性が高いと判断。生産も、当面横ばい圏内で推移するが、その後増加基調に復していくとの見方を示した。

(ロイター日本語ニュース 中川 泉記者 編集 佐々木美和)

(izumi.nakagawa@reuters.com; 03‐6441‐1834; ロイターメッセージング:izumi.nakagawa.reuters.com@reuters.net)

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