レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場> 17時現在
ドル/円 109.47/52円 ユーロ/ドル 1.4912/17ドル
ユーロ/円 163.33/38円
午後5時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点と変わらずの109円半ばで
取引されている。前日大きく売リ込まれた後に急反発に転じたクロス円は、きょうのアジ
ア時間では動意薄のなか軟調地合いだったが、夕刻にドイツの第2・四半期国内総生産
(GDP)が市場予想を上回る結果となったことが好感され、ユーロが163円を回復し
たことを契機に、クロス円での買戻しに弾みがついた。
ドル/円のきょうの値幅は109.03―109.61円と狭いレンジの取引に終始し
たが、米国で信用収縮懸念が再燃していることもあり、上値が重い展開となった。
レポート全文: [JPY/J]
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<株式市場>
日経平均 12956.80円(66.25円安)
12926.98円─13090.68円 出来高 17億6319万株
東京株式市場では日経平均が3日続落となった。米金融不安が再燃する一方、アーバン
コーポレイション8868.Tの破たんという悪材料が加わり、銀行や不動産を中心に売られ
た。東証1部の売買代金は1兆8955億円と薄商い。現物でほとんど動意がないなかで
短期筋の先物売買に振らされる展開となる一方、値動きの幅は小さく1万3000円から
下値を大きく下げることはなかった。「1万3000円割れの水準ではバリュー重視の国
内系投資家から買いが入り、大きく崩れる気配がなかった」(準大手証券)という。
東証1部の騰落は、値上がり482銘柄に対し値下がり1113銘柄、変わらずが
118銘柄だった。
レポート全文: [.TJ]
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<短期金融市場> 17時50分現在
無担保コール翌日物金利(加重平均レート) 0.512%
3カ月物FB(政府短期証券)流通利回り ──(出合いなし)
ユーロ円3カ月金先(09年3月限) 99.225(変わらず)
安値─高値 99.220─99.240
無担保コール翌日物の加重平均金利は0.512%(速報)となった。準備預金積み
最終日を15日に控えて、邦銀勢を主体に資金調達意欲が強まり、翌日物はしっかりとし
た展開となった。15日スタートの翌日物は0.51─0.52%で推移。ユーロ円3カ
月金利先物は小動き。債券高や株安などを受けて中心限月09年3月限は一時前日清算値
比1.5ティック高の99.240と8日に付けた直近高値に並ぶ場面もあったが、高値
警戒感が浮上する中、上値追いに慎重ムードが広がった。
レポート全文: [JP/MJ]
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<円債市場>
10年国債先物中心限月・9月限(東証)137.87(+0.14)
137.79─138.12
10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値) 1.430%(─0.015)
1.440%─1.415%
円債市場は続伸した。景気後退局面入りや「アーバンショック」が意識され、国債相場
にじわり資金が流入した。年金勢の一角が幅広い年限に買いを入れたほか、商品投資顧問
業者(CTA)による先物買いが観測された。長期ゾーンには都銀勢からとみられる余剰
資金が回り、長期金利の代表的な指標となる10年物の国債利回りは、一時4月21日以
来約4カ月ぶりの低水準に達した。手掛かり材料に乏しいうえに休暇入りした参加者が増
え、取引量はさほど膨らまなかった。
レポート全文: [JP/BJ]
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<クレジット市場>
政保債(公営)10年 9.0─ 10bp 銀行債(みずほ)5年 30─31bp
地方債(都債)10年 9.5─10.5bp 電力債(東電)10年 25─27bp
一般債市場では、13日にデフォルト(債務不履行)となったアーバンコーポレイショ
ン8868.T<0#8868=JFI>の国内普通社債(SB)に額面100円を大きく下回る気配が観
測された。アーバン第1回SB(償還2009年12月)の気配は35円ビッド、45円
オファー。クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、金融、建設、不動産
各セクターの気配が軒並みワイド化した。米金融機関の信用力に対する懸念が強まり、国
内でもアーバンコーポレイションの経営破たんで信用リスクへの警戒感が再燃した。
レポート全文: [.JPCR]
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<スワップ市場>
スワップ金利(17時50分現在の気配)
2年物 1.01%─0.97%
3年物 1.09%─1.05%
4年物 1.17%─1.13%
5年物 1.25%─1.21%
7年物 1.40%─1.36%
10年物 1.65%─1.61%
スワップ金利は小幅低下した。市場参加者によると、金利変動幅は2年ゾーン0.75
ベーシスポイント、3年ゾーン0.75bp、5年ゾーン0.75bp、7年ゾーン
0.75bp、10年ゾーン0.5bp、20年ゾーン0.5bp、30年ゾーン
0.25bp。利回り曲線はほぼパラレルに下方にシフトする形状となった。休暇入りした
参加者が増えたため、閑散商状だったという。
[東京 14日 ロイター]
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