October 29, 2008 / 1:55 AM / 11 years ago

株式こうみる:ドル高で潮目変わる、株価は大底の公算も=ドイツ証 武者氏

 <ドイツ証券副会長兼チーフ・インベストメント・アドバイザー 武者陵司氏>

 

 ドル高とG7による円高阻止で、世界の流動性環境の潮目は変わった。米国中央銀行を核とする国際信用秩序が構築される見通しが立ったからだ。世界株式はいったん大底をつけたと考えてよいのではないか。クレジットバブルの破裂、信用崩壊、金融危機深化と、ここまでの展開はまさしくデレバレッジであり、悲観派の読みどおりであった。しかしここからは、別のシナリオでなければ困る。デレバレッジが続けば世界経済体制は崩壊してしまう。別のシナリオとはリレバレッジによる、流動性と信用の拡大だ。その主役は、米国中央銀行でなくてはならないが、意外感のあるドル高によって、より容易になった。

 ドル流動性の循環は、早晩回復し国際金融危機は収束するだろう。問題はその先である。再構築されたドル流動性循環がインフレを引き起こすのか、次なる世界経済成長をもたらすのか、不確実だが悲観することはない。米国の体質改善と中国の寄与などにより世界成長再構築は十分可能とみている。

 

 (東京 29日 ロイター)

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