レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場> 17時現在
ドル/円 97.55/60円 ユーロ/ドル 1.2770/75ドル
ユーロ/円 124.63/71円
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点とほぼ変わらず、97円
半ばで取引されている。東京市場は、日経平均株価.N225の上下動に合わせて円相場が
乱高下する展開となった。ドル/円は97円後半から96円後半の上下1円、ユーロ/円
は124円後半から122円半ばの2円のレンジ内を行き来する方向感に乏しい値動きが
続いた。
レポート全文: [JPY/J]
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<株式市場>
日経平均 8583.00円(316.14円安)
8266.09円─8868.10円 出来高 27億1704万株
東京株式市場では、日経平均が大幅続落。世界的な景気減速への警戒感から売りが先
行。後場は、先物主導で乱高下する場面もあったが、大引けにかけては7日の10月米国
雇用統計の発表や週末を控えてポジション手仕舞いの売りに押された。前日比300円を
超す下落で大引けとなった。
東証1部の騰落は値上がり296銘柄に対し値下がり1360銘柄、変わらずが58銘
柄となった。東証1部の売買代金は2兆1896億円だった。
業種別ではトヨタ自動車(7203.T)のストップ安などを受けて自動車の下げがきつい。
鉄鋼や非鉄金属の下落も目立った。
レポート全文: [.TJ]
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<短期金融市場> 17時05分現在
無担保コール翌日物金利(加重平均レート) 0.298%
3カ月物FB(政府短期証券)流通利回り ──
ユーロ円3カ月金先(09年3月限) 99.350(―0.005)
安値─高値 99.340─99.375
無担保コール翌日物の加重平均金利は、0.298%となった。積み最終を14日に控
えて、朝方0.30%付近で大手行の調達需要がしっかりと示された。日銀の金融調節姿
勢が緩めだったことから、調達が一巡した午後には大手行の調達水準が0.29%に切り
下がった。日銀は午後2時に手形売出オペで4000億円を即日吸収して金利低下をけん
制した。外銀の調達金利は0.33%中心。ユーロ円3カ月金利先物市場は軟調。中心限
月09年3月限は一時前日清算値比1.5ティック安の99.340に下落した。日経平
均が急落後に下げ幅を縮小したことや東京銀行間取引金利(TIBOR)が利下げ後も高
止まりしていることで買い手控えが目立った。
レポート全文: [JP/MJ]
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<円債市場>
10年国債先物中心限月・12月限(東証)137.40(―0.60)
137.30─138.40
10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値) 1.510%(+0.020)
1.515%─1.460%
国債市場は大幅反落した。年金基金の一角が株買いに動いたのをきっかけに日経平均株
価が下げ渋り、目先筋からとみられる国債先物売りが出た。主に中長期ゾーンでディーリ
ング目的の戻り売りが出たことも相場を冷やす一因となった。国債利回りの形状は、利下
げ局面に見られるスティープニングから一転、ベア・フラットニングする形状となった。
40年利付国債の入札は「予想していたよりは順調」との評価が多いようだ。米雇用統計
の発表を控えた様子見気分もあった。
レポート全文: [JP/BJ]
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<クレジット市場>
政保債(公営)10年 10.0─11bp 銀行債(みずほ)5年 45─46bp
地方債(都債)10年 15.0─17bp 電力債(東電)10年 30─31bp
一般債市場では、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)
(AIG.N)のサムライ債(円建て外債)に額面100円を大きく下回る気配が観測された。
第1回サムライ債(償還2011年12月)の気配は28円ビッド、40円オファー。
AIGは多額の評価損を抱えて厳しい経営状態にあり、会社分割の可能性も高まるなど
危機的な状況にあることから、売り圧力が強まった。
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)では、損保が前日比較でワイド化した。
損保ジャパン8755.Tが155─175ベーシスポイント(bp)、東京海上日動火災保
険<0#8751=JFI>が100─140bp、三井住友海上火災保険<0#8752=JFI>が120─
145bpの気配が出ていた。マーケットでは、米モノライン(金融保証会社)の格下げ
が要因とみている。米モノラインの再保険を日本の損保が引き受けているため、損失への
懸念が出ている。
ムーディーズは、米アムバック・フィナンシャル・グループABK.Nをジャンク等級に
引き下げ、傘下の保証部門の格付も引き下げた。
レポート全文: [.JPCR]
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<スワップ市場>
スワップ金利(17時40分現在の気配)
2年物 0.94%─0.84%
3年物 1.02%─0.92%
4年物 1.13%─1.03%
5年物 1.23%─1.13%
7年物 1.40%─1.30%
10年物 1.61%─1.51%
スワップ金利は長期ゾーンにかけて上昇する一方、超長期ゾーンは低下した。市場参加
者によると、金利変動幅は2年ゾーン1ベーシスポイント、3年ゾーン1.875bp、
5年ゾーン2.5bp、7年ゾーン2.25bp、10年ゾーン1.125bpといずれ
も上昇した。20年ゾーンは0.375bp、30年ゾーンは1.5bpの低下だった。
利回り曲線はフラット化。超長期ゾーンには海外勢からとみられる受けが入ったようだ。
[東京 7日 ロイター]
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