レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場> 17時現在
ドル/円 92.29/32円 ユーロ/ドル 1.2763/68ドル
ユーロ/円 117.77/83円
午後5時過ぎのドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点とほぼ変わらず、
92円前半で取引されている。ドルは前日海外市場で92.05円まで下げたが、朝方は
値ごろ感から輸入企業などの買いが入り、92円半ばに戻した。しかし午後には、きょう
発表の11月の米雇用統計が市場の予想以上に悪化するとの思惑から実需筋のドル売りも
散見され、ドルの上値が重い展開となった。
レポート全文: [JPY/J]
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<株式市場>
日経平均 7917.51円(6.73円安)
7908.65円─8024.33円 出来高 18億9938万株
東京株式市場で日経平均は小幅続落。寄り付きにまとまった買いが入り、4日の米株安
にもかかわらず上昇したが、その後は材料難で伸び悩んだ。半面、下値では公的年金の買
いが入るとの警戒感もあり、終日もみあいの展開となった。米雇用統計の発表や週末を前
に大引けにかけては手仕舞い売りが加速し、終値はマイナスとなった。市場では「下がれ
ば年金買いの思惑も出るため売り込みにくく、こう着感が強くなっている」(準大手証券
情報担当者)との声があった。
東証1部の売買代金は1兆4083億円と、低調が続いている。東証1部の騰落は値上
がり731銘柄に対し値下がり874銘柄、変わらずが107銘柄となった。
レポート全文: [.TJ]
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<短期金融市場> 17時50分現在
無担保コール翌日物金利(加重平均レート) 0.256%
3カ月物FB(政府短期証券)流通利回り ── (出合いなし)
ユーロ円3カ月金先(09年3月限) 99.240(─0.005)
安値─高値 99.235─99.260
無担保コール翌日物の加重平均金利は0.256%(速報)。準備預金の積みが進んで
おり、邦銀勢の資金需要が後退。一部の大手銀行や地銀の調達レートは0.1%台まで低
下した。日銀は3回にわたり総額2兆9000億円の資金を市場から即日吸収し過度な金
利低下をけん制したが、効果は限定的だった。一方、ターム物取引では年末越えの1カ月
物に証券の1%半ば、大手邦銀の0.8%半ばなどの調達希望が示されているが、資金の
運用サイドのレート提示がなく、出合い難が続いている。
財務省が実施した6カ月物政府短期証券(556回債、2009年6月10日償還)の
入札では、年末に向けたレポ金利の上昇見込みなどから落札利回りは前回から小幅上昇し
た。ユーロ円3カ月金利先物は方向感の乏しい値動きが続いた。
レポート全文: [JP/MJ]
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<円債市場>
10年国債先物中心限月・12月限(東証)139.13(─0.29)
138.68─139.64
10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値) 1.365%(─0.005)
1.390%─1.350%
国債先物中心限月12月限は前日比29銭安の139円13銭と続落して引けた。11
日に最終売買日を控えている国債先物12月限には、限月交代に絡んだロングロールの売
りが出たほか、来年度国債発行計画で国債の増発規模が不透明なことも買い手控えにつな
がった。麻生太郎首相が5日午後の衆院予算委員会で、日銀による長期国債買入の増額に
言及したことで買い戻しを誘う場面もあったが、「日銀買入増の背景には、景気対策など
で国債増発の議論がある」(国内金融機関)、「国債増発に対して市場にサプライズを与
えないかが重要」(国内証券)などといった声が聞かれる中、相場の戻りは限られた。
現物市場は中短期ゾーンが軟調に推移する一方、長期・超長期ゾーンが底堅い。「5年を
売って10年などの長いゾーンに乗り換える動きが出ているのではないか」(国内金融機
関)という。
レポート全文: [JP/BJ]
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<クレジット市場>
政保債(公営)10年 10.0─11bp 銀行債(みずほ)5年 54─55bp
地方債(都債)10年 18.0─19bp 電力債(東電)10年 34─35bp
一般債市場では、プロミス8574.T<0#8574=JFI>の国内普通社債(SB)に額面
100円を下回る売り気配が観測された。オファーは第17回債(償還2012年6月)
で72円と低い水準。マーケットでは、投資家がポートフォリオを見直すために売りを
出したとみている。
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、トヨタ自動車(7203.T)
<0#7203=JFI>が大幅にワイド化した。トヨタ自動車4年のプレミアムは前日から35ベー
シスポイント(bp)程度拡大の230bpで取引が成立した。マーケットでは、米自動
車メーカー3社(ビッグスリー)の破産法適用について、依然として警戒が必要な局面と
みており、日本の自動車メーカーへの悪影響を心配している。
レポート全文: [.JPCR]
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<スワップ市場>
スワップ金利(17時50分現在の気配)
2年物 0.96%─0.86%
3年物 1.00%─0.90%
4年物 1.07%─0.97%
5年物 1.13%─1.03%
7年物 1.23%─1.13%
10年物 1.40%─1.30%
スワップ金利は長期・超長期ゾーンを中心に低下。国債先物が一時急落する場面もあっ
たが「国債先物が売られてもスワップでは受けが優勢だった」(邦銀)という。5─7年
ゾーンには証券系から受けが出ていたほか、フラットニングポジションを構築する動きな
ども出ていた。市場では世界景気の悪化が強く意識されており「金利低下圧力がかかりや
い」(邦銀)という。
前日夕方対比の金利変動幅は2年が0.5bp程度の上昇、3年が0.5bp程度の上
昇、5年は1bp程度の上昇、7年が0.375bp程度の低下、10年が2bp程度の
低下、20年が4.625bp程度の低下、30年が5.5bp程度の低下。
[東京 5日 ロイター]
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