December 16, 2008 / 7:34 AM / 11 years ago

UPDATE3: クレジット市場動向=アイフル<8515.T>SB10円買い気配、銀行CDSスイッチ取引

<対国債スプレッド>

政保債(公営)10年   8.5─9bp 銀行債(みずほ)5年 56─57bp

地方債(都債)10年 18.0─19bp 電力債(東電)10年 34─35bp

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 [東京 16日 ロイター] 一般債市場では、アイフル(8515.T)<0#8515=JFI>の国内

普通社債(SB)に額面を大幅に下回る買い気配が観測された。ビッドは第36回債(償

還2010年5月)で額面100円に対して10円と極端に低い水準。マーケットでは、

アイフルの経営環境は厳しいことから売りが出やすく、投資家は10円でも売りが出ると

判断して買いを入れたとみている。

 クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、プロテクション(保証)の買

いと売りの交換を行うスイッチ取引が銀行で複数みられた。スイッチ取引はみずほコーポ

レート銀行<0#8310=JFI>、三菱東京UFJ銀行<0#8315=JFI>とも3年と5年でプレミアム

の差は15ベーシスポイント(bp)となった。比較的流動性のある3年と5年での取引

となり、他のスイッチ取引の比較から15bpは妥当との見方が多い。マーケットでは、

投資家が年末を控えて、ポジションを整理したとみている。

 アイフルのSBについて、ある銀行系証券のアナリストは「なかなか買いは入らないが

極端に低い価格ならば買いを入れてもいいという投資家がいた」と指摘。マーケットでは

アイフルの経営環境が厳しいことに加え、格下げ圧力も強まっているため、低い水準でも

売りが出る可能性があるとみている。スタンダード&プアーズ(S&P)は11日に、ア

イフルの格付けをBBBからBBB─に引き下げている。

 7月に経営破たんしたゼファー<0#8882=JFI>は16日、東京地裁に再生計画案を提出し

た。東京地裁から再生計画案が認められれば、ゼファーは債権者集会を召集する手続きを

進める見通し。マーケットでは、債権者集会は2009年2月中旬から下旬になるとみて

いる。再生計画案について、ゼファーは「コメントすることはない」と述べた。

 複数の市場筋によると、ソニー(6758.T)<0#6758=JFI>は17日にも、期間3年・5年・

10年の3本建て発行予定総額270億円以上のSBを起債する見通し。発行予定額は3

年債が60億円以上、5年債が70億円以上、10年債が140億円以上。当初の500

億円以上から予定総額が少なくなったことについて、マーケットの一部ではソニーの事業

環境が厳しくなっていることから、投資家の運用姿勢が慎重になった面があるとみている。

 投資家に向けて16日実施されているマーケティングは、3年債が第235回国債流通

利回りに55bp、5年債が第257回国債に60bp、10年債が第297回国債に

68bpを上乗せした水準となっている。

 <CDS指数シリーズ10、横ばい圏> 

 

 CDS市場では、iTraxxJapanシリーズ10ITJJP5Y=GFのプレミアムは横

ばい圏となった。プレミアムは前日とほぼ同水準の330bp、326bpで取引が成立

した。「株安から小幅ワイド化する局面もあったが、全般は横ばい圏での取引となった。

経営危機にある米大手自動車メーカー(ビッグスリー)救済に対する先行き不透明感が少

しでもあるうちは投資家は動きに難い」(大手証券)との指摘が出ていた。気配は325

─335bp。

 自動車メーカーは小動き。トヨタ自動車(7203.T)<0#7203=JFI>が170─265bp、

日産自動車(7201.T)<0#7201=JFI>が500─650bp、ホンダ(7267.T)が240bpビ

ッドと、前日とほぼ同水準となった。「米政府が早ければ17日にも、金融安定化法を活

用したビッグスリー救済策を発表する可能性があるとの見方がある一方で、事前調整型の

法的整理手法の活用も依然として消えていないとの見方も一部にある。市場参加者は現状

の材料ではポジションを決めにくい」(外資系証券)との声が聞かれた。

 横ばいの気配が目立った。ソニー(6758.T)<0#6758=JFI>が95─200bp、JFEホ

ールディングス(5411.T)<0#5411=JFI>が240bpオファー、東京海上日動火災保険

<0#8751=JFI>が200─230bp、全日本空輸(9202.T)<0#9202=JFI>の3年が1050

─1450bpとなった。

 野村証券<0#8694=JFI>は530bpオファー、損保ジャパン8755.Tは300─350

bpと、ややワイドな水準。

 

 <CP発行市場>

 

 CP市場の発行総額は1400億円程度となった。発行レートは年内期日の物が小幅低

下。a1+格のその他金融・150億円(12月下旬期日、0.40%近辺)、a1格の

石油・100億円(2009年3月中旬期日、1.05%近辺)、a1+格の鉄鋼・70

億円(2009年4月下旬期日、1.10%近辺)などの発行が観測されている。

CDSの情報は、JBOND33MARKITCDSITJJP5Y=GFをダブルクリックしてご覧下

  さい。なお、契約によっては、ご覧頂けないこともあります。

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