December 2, 2008 / 5:04 AM / 10 years ago

ファンドクリエーション投信、「ペストプロパティー・インカム」の購入・解約受付を中止

 [東京 2日 ロイター] ファンドクリエーション投信投資顧問は、同社の公募投信「ペストプロパティー・インカム(毎月分配型)」の基準価額の公表と購入・解約の申込受付を中止した。1日付の発表によると、投資先の外国投資信託2本の管理会社から両ファンドの純資産価格決定を停止するとの通知を受け、両ファンドの換金ができないことが判明し、ベストプロパティー・インカムの一部解約に対応する十分な現金などの流動資産がなくなると判断したため。

 同社によると、ベストプロパティー・インカムが投資対象としているのはケイマン籍の「FCファンド─レジット不動産証券投資信託」のクラスB受益証券と、ケイマン籍の「FCトラスト─ジェイ─グランド不動産証券投資信託」のクラスB受益証券で、管理会社はFCインベストメント・リミテッド。

 ファンドクリエーション投信の発表によると、管理会社は純資産価格決定の停止理由として「現時点で(同ケイマン籍)ファンドは買い戻し請求に応じるだけの現金を有しておらず、請求に応じるためにはファンドが組み入れている収益源物件の早期売却を進めざるを得ないと考えられる。早期売却を前提とする評価額を全物件について取得することが適切であると判断し、(価格決定を)停止した」としている。

 なお、同管理会社は、昨今の経済環境や不動産需給悪化の影響などで、早期売却の場合は現時点の評価額を大きく下回る売却価格になる可能性が高い、との認識も示しているという。

 

 この通知を受け、ファンドクリエーション投信はペストプロパティー・インカムについて、10月21日から11月20日に受け付けた11月25日を特定日とする購入と解約の申し込みを次回以降の取り扱いに延期するとともに、12月22日を特定日とする申込受付を中止することを決めた。申込受付と基準価額公表の再開時期について同社営業担当者は「未定」としている。

 同ファンドは今年7月29日に設定されたもので、純資産総額は11月10日現在16億8000万円。日本の不動産を収益の源泉とするファンドで、原則として毎月分配を行うしくみ。9月から11月まで毎月45円の分配金を支払ったが、12月の分配金については「現時点では未定」(同営業担当者)。

 販売会社は藍澤証券、SBI証券、かざか証券、タイコム証券、トレイダーズ証券。

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