February 3, 2009 / 7:06 AM / 10 years ago

再送:UPDATE2: 新生<8303.T>の通期予想は赤字に転落、シンキを完全子会社化でTOB

 [東京 3日 ロイター] 新生銀行(8303.T)は3日、2009年3月期の連結当期損益予想を従来予想の120億円の黒字から480億円の赤字に下方修正した。前年同期は601億円の黒字だった。不良債権処理損や株式の減損、欧州での投信損失などが響く。また、傘下のシンキ8568.Tを公開買付け(TOB)し、完全子会社化すると発表。グループの消費者金融事業を再編し合理化を図る。

 同日発表した2008年4―12月当期損益は321億円の赤字に転落した。前年同期は335億円の黒字だった。連結業務粗利益は、前年同期比8.9%減の1903億円。GEコンシューマー・ファイナンスの買収効果で資金利益は増益となったが、非金利収益が前年同期比ほぼ半減の529億円に落ち込んだ。欧州アセットバック証券などへの投資で245億円の損失計上が響いた。与信関係費用は、前年同期からほぼ倍増の796億円となった。

 ラフール・グプタ最高財務責任者は同日、記者向けの電話による説明会で、増資の可能性について「現段階で固まっている計画はない」と述べた。

 赤字転落に伴い、配当予想も無配とした。トムソン・ロイター・エスティメーツによる過去30日間の主要アナリスト3人の通期当期損益の予測平均値は117億円の黒字となっている。

 <消費者金融業務を再編、シンキ8568.Tを1株100円でTOB>

 シンキに対するTOBは1株100円で実施。GEコンシューマー・ファイナンス(GECF)とシンキを再編し、グループの消費者金融業務を合理化する。買収代金は約48億7000万円となる。シンキ株は上場廃止になる見通し。

 新生銀は現在シンキの株式を67.77%保有している。今回のTOBではシンキの株式を3359万4400株までGECFと共同で買い付け、その株数を超えた部分は新生銀が単独で買い付ける。TOB終了後のシンキ株式の保有比率は、新生銀88.89%、GECFが11.11%となる予定。

 TOB価格は、過去3カ月のシンキの株価終値平均より66.7%高い水準。新生銀は日興シティグループ証券を財務アドバイザーに起用し、算定を行った。買い付けの上限や下限は設けず、応募のあった株式をすべて取得する。TOB期間は2月4日から3月18日の30営業日。

 新生銀は2004年にシンキと業務提携した後、07年に同社を連結子会社化した。新生銀は、08年にも米GE(GE.N)から旧レイク(現GECF)を買収し、消費者金融業務を相次いで拡大してきた。今後、同業務を強化するため、グループ内の子会社再編を進める。

 今後3社は業務統合委員会を設置し、3月末までにシンキとGECFの統合計画の詳細を決める。

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(ロイターニュース 布施太郎記者 江本恵美記者)

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