February 12, 2009 / 7:43 AM / 11 years ago

UPDATE2: スクエニHD<9684.T>が営業利益予想を前年比‐44.2%に下方修正、「ドラクエIX」の発売延期で

 [東京 12日 ロイター] スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684.T)は12日、2009年3月期の営業利益予想を前年比44.2%減の120億円に下方修正すると発表した。従来予想の210億円に比べ、42.8%の下方修正となる。主力ゲーム「ドラゴンクエストIX(ナイン)」の発売が来期にずれ込む見通しとなったことが響く。この予想は、トムソン・ロイター・エスティメーツによる過去30日間の主要アナリスト9人の予測平均値262億円を54.3%下回っている。

 「ドラゴンクエスト(ドラクエ)」シリーズは、ユーザーが主人公となってファンタジーの世界を冒険するゲーム。1986年の発売以来、08年9月末までに世界で累計4700万本以上を出荷した同社の主力商品の一つ。ドラクエIXは、プログラム上に不具合が見つかり、発売予定日を従来の2009年3月28日から7月11日に変更。このため、収益への貢献もずれ込む見通しとなった。

 このほか、景気悪化の影響などで、ゲームセンターなどのAM事業が低調に推移していることも予想に織り込んだ。一方、オンラインゲーム事業やモバイル・コンテンツ事業、出版事業などは、計画を上回る水準で推移しているという。

 都内で会見した和田洋一社長は、ドラクエIXの発売延期に関連し「(損害賠償など)経済的に大きな損失が発生することはない」と述べた。年度内に発売する計画のもう一つの主力ゲーム「ファイナルファンタジーXIII(サーティーン)」への影響は「ないとは言えないが、(来期の事業)計画がまだなので何とも言えない」と述べるにとどめた。

 和田社長は、当初の計画が未達の見通しとなったことに関連し「コミットメントしたことが出来ないのは非常に問題。経営陣の負け」と述べ、社長と副社長、財務担当取締役の報酬を15%減額する方針を示した。

 一方、スクエニは、英アイドス社EIDE.Lの発行済み株式の全てを友好的に取得するとも発表した。取得額は約8430万ポンド(約107億円)を予定している。取引終了までは「対抗馬が出てくる可能性がある」(和田社長)という。

 和田社長は、買収後のスクエニとの相乗効果などの詳細は現段階では明らかに出来ないとしたが、スクエニにとって「海外における基盤」との位置づけを示した。スクエニは、ゲーム市場が拡大している欧米での事業強化に力を入れている。アイドスは現地のニーズに合致した商品の開発拠点となるほか、展開エリアの違いから補完関係にあると見ている。

 2008年4―12月の営業利益は前年同期比28.7%減の127億円になった。通期予想に対する進ちょく率は106.4%。前年同期実績の通期実績に対する割合は83.2%だった。

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 (ロイターニュース 平田紀之)

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