June 30, 2009 / 2:54 PM / in 11 years

全日空<9202.T>、1500億円超の公募増資へ=関係筋

 [東京 30日 ロイター] 全日本空輸(9202.T)が公募増資で1500億円超の資本増強を実施することが明らかになった。1日にも臨時取締役会を開いて決議し、発表する。複数の関係者が30日、ロイターの取材に答えた。新型インフルエンザの発生などで不透明感が増す事業環境や、2010年の羽田空港拡張に伴う新規投資などに備えて財務基盤を強化する。

 全日空が公募増資に踏み切るのは2006年3月以来、約2年4カ月ぶりとなる。発行株式数は30日の終値換算で4億株を超える見込み。発行済み株式総数の2割超に相当する。

 航空業界は世界経済の低迷を受け需要が急減しており、全日空も09年3月期は42億円の最終赤字(08年3月期は641億円の黒字)に転落した。08年3月期末に25.4%あった自己資本比率は18.3%に低下、自己資本に対する有利子負債の比率(DEレシオ)は借り入れの増加で2.2倍から3.4倍(機材リース含む)に悪化した。

 10年3月期は大幅なコスト削減や下半期からの需要回復を見込んで30億円の当期黒字を計画しているが、4月に発生した新型インフルエンザが冬場に向けて大流行するおそれもあり、事業環境の見通しは不透明感を増している。

 一方で、2010年10月の羽田空港拡張という商機を控え、新規投資が必要なことから、財務基盤を強化しておく。

 今年度に入り日本企業の資本調達が相次いでおり、三井住友フィナンシャルグループ(8316.T)や東芝(6502.T)、野村不動産ホールディングス(3231.T)などが公募による資本増強に踏み切った。

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(ロイターニュース 久保 信博記者、布施 太郎記者)

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