July 29, 2009 / 6:15 AM / 9 years ago

UPDATE2: 新日鉄<5401.T>が4―9月期業績見通しを下方修正、アジア市況が想定を下回る

*通期の業績見通しについて加えました。

 [東京 29日 ロイター] 新日本製鉄(5401.T)は29日、2009年4―9月期業績予想を下方修正をすると発表した。アジアの鉄鋼市況が想定よりも下がっており、連結経常赤字は従来予想の1000億円が1100億円に拡大する見通し。また、需要の回復度合いを見通すことが難しいため、2010年3月期見通しは引き続き暫定値との位置付けで、期初予想を据え置いた。

  

 4―9月期の業績予想を下方修正した理由について、内田耕造副社長は会見で「ほぼ想定の範囲内だが、輸出環境が思ったよりも悪い。アジアマーケット(市況)が想定よりも下がった」と説明した。また、特別損失に日鉄住金鋼板の課徴金を計上したことも加わり、当期損益は600億円の赤字から800億円の赤字に下方修正した。

 09年4―6月期の経常損益は566億円の赤字(前年同期は1440億円の黒字)だったが、7―9月期も同水準の経常赤字を見込んでいることになる。前年度に高値で手当てした原料のキャリーオーバーや在庫評価損など一過性の要因が4―6月期には1600億円マイナス要因として働いたが、7―9月期も720億円のマイナス影響が残るという。また、輸出価格の戻りが十分に反映できないことも、利益圧迫要因となる。

 当期損益が赤字見通しとなったことを受けて、前期は5円だった中間配当を今期は見送った。

 <10─12月期の粗鋼生産は700万トンへ>

 景気回復の見通しが依然不透明であることから下期の業績予想は暫定値とし、四半期ごとに見直していく方針。このため、現時点では、通期の業績予想も暫定値とし、売上高は3兆5000億円(前年比26.6%減)、経常損益はゼロとの期初予想を変更していない。トムソン・ロイターによる主要アナリスト16人の経常損益の予測平均値は32億8000万円の赤字。

 単独ベースでの4―6月期の粗鋼生産量は482万トン(前年同期は830万トン)となった。7―9月期は668万トンを見込み、10―12月期は正式な見通しではないと断った上で「700万トンには達したい」(内田副社長)と、徐々に増加するとの見方をしている。

 また、コスト削減についても、昨年実施した900億円を上回る規模で実施したいとしている。

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 (ロイター日本語ニュース 清水 律子記者)

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