January 18, 2010 / 7:03 AM / 9 years ago

UPDATE2: クレジット市場動向=ウィルコムSBに売り・買い気配、日本ソブリンCDSがワイド化

<対国債スプレッド>

政保債(地方公)10年 5.5─6.0bp 銀行債(みずほ)5年 26─27bp

地方債(都債) 10年 8.5─9.0bp 電力債(東電)10年 13─14bp

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 [東京 18日 ロイター] 一般債市場では、ウィルコム<0#8788=JFI>の第1回国内

普通社債(SB/償還2012年6月)に売り・買い気配が観測された。水準は45円オ

ファー─35円ビッド。企業再生支援機構を活用して早期再建を目指していることが15

日明らかになり、これを材料に投資家やディーラーが水準を探る目的で気配を出したとの

見方があった。

 クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、日本ソブリン・ドル建て5年の

プレミアムが一時81ベーシスポイント(bp)にワイドニングした。ギリシャ財政問題

に対する不透明感に加えてジャマイカの国内債務交換計画などを受けてソブリン格付けに

対する警戒感が浮上。ヘッジファンドなどがリスクを回避するためのプロテクション買い

を入れているとの見方が出ている。

 ウィルコムは私的整理の事業再生ADR(裁判外紛争解決)の手続き中だが、企業再生

支援機構の支援を受けて事業再生を目指す方向にある。目下、ソフトバンク(9984.T)

<0#9984=JFI>、投資ファンドのアドバンテッジパートナーズ(AP)などが出資を検討し

ている。

 ウィルコムSBに関して、マーケットでは、仮に企業再生支援機構の支援が決まって

100%減資となった場合、債権者も相応の負担は避けられないとの警戒があり、潜在的

な売り圧力につながっているとみている。もっとも、大幅に低い価格でSBを購入しよう

とするヘッジファンドなど投資家もいるだけに、買いの需要も出ている。

 日本航空(JAL)9205.T<0#9205=JFI>第1回SB(償還2013年12月)に27

円オファーが観測された。JALは19日にも会社更生法を活用した事前調整型の法的整

理に踏み切る可能性が高まっており、高めの回収率を想定した買いを期待した売りとの見

方が出ていた。

 アコム(8572.T)<0#8572=JFI>は今週後半にも期間2年・発行予定額100億円でSBの

起債に踏み切る見通し。消費者金融会社のSBの起債が実現すれば、2008年6月に起

債したアコム以来、約1年7カ月ぶりとなる。「消費者金融会社の信用力への極端な警戒

が薄れているうえ、今年6月にも施行される貸し出しなど総量規制に対して激変緩和措置

など見直し論もくすぶっており、起債再開への抵抗感は和らいでいる。アコムは消費者金

融セクターの中では最も信用力が高いだけに、相応の需要は期待できる」(銀行系証券)

との指摘があった。投資家に向けて18日実施されているマーケティングのスプレッド・

レンジはLIBOR(ロンドン銀行間貸出金利)プラス285─295bpとなってい

る。

 消費者金融のSBに売り・買いの気配が観測された。アコム第40回債(償還2015

年2月)は92円オファー、同第50回債(償還2014年4月)は95円オファー、ア

イフル(8515.T)<0#8515=JFI>第50回債(償還2010年10月)は84円ビッド、同第

51回債(償還2015年10月)は53円オファー、プロミス8574.T<0#8574=JFI>第

39回債(償還2014年3月)は82円オファー─80円ビッド、同第40回債(償還

2011年4月)は96円50銭オファーだった。

 <CDS指数は126bpにワイド化>

   

 CDS市場では日本ソブリンのドル建て5年が78bp、80bp、81bp、同7年

が85bp、同10年が100bpでそれぞれ出合いを付けた。日本ソブリンの取引参加

者は海外勢が主体。欧州のスペインやイタリアが110─120bp付近で取引されてい

ることもあり「日本ソブリンも他国との比較で100bpを目指す展開になるのではない

か」(邦銀)との見方が出ていた。

 日本ソブリンのほか、新日本製鉄(5401.T)<0#5401=JFI>が50bp、富士通(6702.T)

<0#6702=JFI>2014年12月が59bpとほぼ横ばい圏の出合い。アイフル(8515.T)

<0#8515=JFI>のリカバリースワップが45%と42%、指標となる

iTraxxJapanシリーズ12ITJJP5Y=GFは前週末(123bp)を上回る

126bpで取引が成立した。

 <CP発行総額は3000億円程度>

  

 CPの発行総額は3000億円程度となった。発行レートは低下基調。a1+格の電力

が100億円(2月上旬期日、0.11%割れ)、a1格の輸送用機器が30億円(2月

下旬期日、0.11%台前半)などの発行が観測された。

  

起債情報は<JPN/ISU1>、起債予測一覧〔表〕は<ISU/JF>をダブルクリックしてご覧下

  さい。なお、契約によっては、ご覧頂けないこともあります。

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