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緊縮財政により景気が減速することはない=トリシェECB総裁
2010年7月9日 / 09:41 / 7年後

緊縮財政により景気が減速することはない=トリシェECB総裁

 [フランクフルト 9日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は9日、ユーロ圏の各国政府がほぼ同時に進めている大幅な歳出削減が景気を減速させるとの見方を否定した。

 米政策当局者は、世界経済の回復の勢いを損ねないために刺激策の継続を求めている。また、多くのエコノミストの間では、ギリシャなど欧州の一部の国が進めている緊縮財政策がユーロ圏の景気回復に水を差すとの懸念がある。

 総裁はECBウォッチャー向けの会合で講演し「ECBは歳出削減が経済成長を損ねるとの見方にまったく同意しない」と述べた。

 「財政再建策は現在の(景気の)上向きを持続可能な成長に変えることに役立つ」との見方を示した。

 

 ECBは前日の理事会で、政策金利を過去最低の1%に据え置くとともに、ユーロ圏の景気回復について、慎重ながらも楽観的な見解を示した。

 総裁はこの日、欧州の金融機関に対して行っている健全性審査(ストレステスト)について、景気回復を支援するとの見方を示した。

 「こうしたテストは透明性を高め、欧州銀行セクターに対する投資家の信頼感を強固にする」と指摘した。

 さらに、各国政府が財政状況を本来あるべき状態に戻すことが引き続き重要とし「消費者や国と同様、政府は自分たちの財力を超えた生活を永遠に続けることはできない。財政当局者は現在の循環的な好転の先を見据える必要がある。これに関しては他の選択肢はない」との考えを示した。

  

 さらに、ECBが公表したトリシェ総裁の講演内容によると、総裁は欧州連合(EU)の財政ルールに反する国に対する厳しい罰則を支持する考えを示した。

 「継続的に安定・成長協定を順守していない国について最も厳しい例として、投票権の制約、もしくは、一時的停止が検討されるべき」と語った。

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