September 24, 2010 / 6:49 AM / 9 years ago

東京外為市場・15時=ドル84円後半、介入観測で一時85.40円へ急伸

       ドル/円JPY=   ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

午後3時現在 84.86/89  1.3334/38  113.22/26

正午現在   84.54/58  1.3339/42  112.81/84

午前9時現在 84.54/58  1.3294/96  112.40/45

NY17時現在 84.39/43  1.3307/14  112.33/37

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 [東京 24日 ロイター] 午後3時のドル/円はニューヨーク市場午後5時時点に

比べドル高の84円後半。ドルは、政府日銀によるドル買い/円売り介入の観測を受け、

一時85.40円まで急伸した。その後は小幅に反落したものの、週末を控えてポジショ

ン調整の動きや、介入警戒感から、積極的なドル売りは手控えられているという。

  

<円売り介入実施か>

 

 午前の取引では輸出企業によるドル売りが散見され、ドルは一時84.34円まで弱含

んだ。その後は84円半ばを中心にこう着状態が続いていた。しかし、午後1時15分頃

から、「ドルは84円半ばから85.40円まで1分以内で急上昇した」(邦銀)。 こ

のため市場では、政府・日銀が一部の邦銀を通してドル買い/円売り介入を実施したとの

見方が広がった。

 介入観測から約2時間経過した市場では、ドルが84円後半に弱含んでいるが「(介入

の)恐怖感や週末を控えてポジションを膨らませたくないとの思いもあり、積極的なドル

売りは手控えられている」(証券会社)という。

 

 現時点では介入の有無について見方が分かれている。

 一部の市場参加者の間では、ドル上昇は、大手邦銀による比較的まとまった規模での対

顧客取引を反映したもので、介入は実施されていないとの見方もある。また、ファンド勢

もこの日はドル買いが優勢だったという。

 

 しかし、多くの市場参加者は、ドルのプライスアクションから、介入が実施された可能

性が高いとみる。

  「95%の確率で介入が実施されたと思う。EBSでは、明らかに介入玉を受けたプ

ライスの飛び方だった。その直後にドル/円はいったん小緩み、再びビッドアップして買

い上げられた。回数としては3回ほど(介入を)実施したのではないか」(市場筋)とい

う。

 「日米首脳会談で為替に関する言及がなかったので、介入しやすい環境になったのだろ

う。水準感というよりポリティカルな環境が整ったとみる」(市場筋)という。また、「

大手邦銀が顧客相手にドル買い入札を実施したとの噂も広がっているが、時期的に不自然

なため、介入をカモフラージュするための話ではないか」(別の市場筋)という。

 

 さらに、この日は午前中から財務相が大手邦銀に対するヒアリングを行っていたいう。

 財務省及び日銀は介入についてコメントを差し控えている。

 「前日オバマ大統領が、中国の首相に人民元で一段の対応を要請したばかりというタイ

ミングで、日本が介入を実施しました、とは言いにくいだろう」(外銀)という。

  オバマ大統領は23日、訪米中の温家宝首相に対し、人民元相場について「これまで

以上の対応」を要請。これに対し、温首相は「為替相場制度の改革を継続していく中国側

の意向」をあらためて示したという。

 中国人民銀行(中央銀行)は6月、人民元の弾力化を進める意向を表明した。それ以降

元は対ドルで1.8%上昇している。 ただ、上昇ペースが緩やかとなっていることか

ら、人民元は、中間選挙をにらみ、高止まりしている米失業率を低下させたい政治家の格

好の標的になっている。

 

 <白川総裁>

 

 さらに、この日の市場では介入観測に加え、白川日銀総裁が辞任するとの噂が広がり、

ファンド勢を中心とするドル買い/円売りにつながったとの指摘もある。 

 日銀は、白川方明日銀総裁が辞任するとのうわさについて、そのような事実も予定もな

いと述べた。

 

 <ユーロ>

 

 海外市場でのユーロ売りの流れを引き継ぎ、ユーロ/ドルは朝方1.33ドルを割り込

み、1.3286ドルまで水準を切り下げた。 ただ、ユーロ売りは一時的で、間もなく

1.33ドル台を回復。市場では、22日に1.3441ドルまで上値を伸ばしたあとだ

けに「利益確定の売りがでた側面が強い」(国内金融機関)との声が聞かれる。

 一方「為替市場では現在、米金融当局による追加緩和に関心が向かっているため、欧州

リスクを十分に織り込めずにいる。しかし、欧州債券市場で周辺国の対独スプレッドが拡

大していることを考えると、ドル売り一巡後はユーロに売り圧力がかかりそうだ。いずれ

にしろ、円は買われることになる」(みずほコーポレート銀行マーケット・エコノミスト

唐鎌大輔氏)との見方も出ている。

 

 市場では、国有化されたアイルランドのアングロ・アイリッシュ銀行の再建にかかるコ

ストが依然として不明なことから、アイルランドが債務危機に陥る恐れがあるとの懸念が

台頭している。さらに、アイルランドが23日に発表した第2・四半期GDP伸び率は前

期比マイナス1.2%と予想外のマイナス成長になったことも懸念された。

 アイルランドのレニハン財務相は22日、国有化されたアングロ・アイリッシュ銀行の

劣後債について、保有者が損失を被るかについてはコメントを控えた。

(ロイター 森佳子記者)

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