August 26, 2010 / 6:37 AM / 8 years ago

訂正:UPDATE2: アサヒビール<2502.T>が豪P&Nを買収へ、豪州の飲料事業シェア3割に

訂正:本文1段落目のP&N株取得時期を「11月末」に訂正します。

 [東京 26日 ロイター] アサヒビール(2502.T)は26日、ピー・アンド・エヌ・ビバレッジズ・オーストラリア(P&N)の発行済み全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。買収額は約272億円(3億6400万豪ドル)を予定。豪州当局の承認を経た上で11月末(訂正)をめどにP&N株を取得する見込み。アサヒはフィナンシャルアドバイザー(FA)に豪ロスチャイルド、リーガルアドバイザーに豪ノートンローズを起用した。

 

 P&Nは、炭酸飲料やジュース、ミネラルウォーター、濃縮ジュースを手掛け、豪州飲料会社3位。アサヒビールは、買収を通じて豪州での飲料事業の基盤を固め、オセアニア市場での成長路線の確立を目指すとしている。

 

 アサヒは09年4月、豪州飲料会社2位のシュウェップス・オーストラリアを買収しており、中期的にP&Nと統合することで、商品ポートフォリオの融合や物流面での効率化推進など相乗効果の発揮を図るとしている。シュウェップスとP&Nの完全統合で豪州の飲料事業は売上高1000億円超の規模となり、シェアは約29%となる。同44%で首位のコカコーラアマティルを追撃する。

 記者会見した泉谷直木社長は「オーストラリアは先進国の中で数少ない成長市場で、プレーヤーも少ない。上位企業にシェア集中を加速させて安定的な事業構造をつくる」と語った。

 足元の円高傾向が買収戦略にどうはたらくかについて同社長は「買うときは有利だ」と語った。アサヒやビール醸造大手のSABミラーが買収を検討しているとされる豪フォスターズ・グループのビール事業については「噂は出ているが責任あるコメントをするための材料がない」と述べるにとどめた。

 同社は2015年に売上高2兆─2兆5000億円を達成し、グローバル食品企業でトップ10に入る長期目標を掲げている。国内が成熟する中で、成長市場への取り組みを進めている。同社は同日、11年7月1日をめどに純粋持ち株会社制に移行すると発表。グループのガバナンス機能向上や、国内外の成長領域への大胆な資源配分が可能になるとしている。体制の移行は、同社の酒類事業を100%子会社に承継させる吸収分割方式を想定する。11年3月に予定する定時株主総会での承認を前提とする。

 今後のM&A戦略の強化に必要な資金については「事業活動や借入などによりキャッシュは4000─5000億円は用意できる。それ以上必要な案件は市場からの調達もありうる」(泉谷社長)と語った。

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