March 17, 2011 / 9:58 AM / 9 years ago

UPDATE1: 被災地の燃料不足解消策、関西からガソリンなど2万KL・タンクローリー300台を投入へ

 [東京 17日 ロイター] 海江田万里経済産業相は17日、東日本大震災の被災地や関東圏でガソリンや軽油など燃料不足が深刻化していることへの対策を発表した。西日本にある13カ所の製油所の稼働率を現行の平均80%から95%に引き上げるほか、そこで生産されたガソリンや軽油を被災地に運ぶためのタンクローリーを300台投入する。また、関東圏での不足に対しては、西日本と関東の製油所の製品在庫を取り崩して供給する。すでに関係業界へ要請を行った。

 被災地へのガソリン等の供給には、2つのネックが生じている。供給する製品不足と供給体制の不足だ。現在、東北地方で油槽所からサービスステーション(SS)へガソリン等を供給するタンクローリーは約400台だが、関西圏などから300台を追加投入し、供給体制を整える。一方、西日本の製油所の稼働率を95%に引き上げ、1日あたり約2万キロリットルのガソリンなどを東北地方に送る。被災地では、1日あたり3.8万キロリットルが必要なため、残りは北海道から調達する。

 さらには被災地に500カ所強あるSSから拠点となるSSを100カ所選び、警察や消防などの緊急車両や避難する人、救援物資を運ぶ車両への給油を優先する。

 関東圏でも給油制限が設けられたり、ガソリンが入荷せずに閉店するSSが多数出ている。来週前半には地震の影響により停止している3製油所が回復し、供給不足が解消する見通しにあることから、それまでの数日間の供給を賄うために、西日本の製油所の在庫5万キロリットル、稼働中の関東圏の製油所の在庫の取り崩しで3万キロリットルの計8万キロリットルの供給でカバーする。

 また、きょうの電力供給量3350万キロワットのところ、午前中のピークの電力需要量は3292万キロワットとなっており、すでに需給はギリギリの状況と説明。1日の電力需要がピークを迎える夕方から夜にかけて、需要量が供給量を大幅に上回り、予測不可能な大規模停電が発生する恐れがあるとした。海江田経産相は「防がなければならないのは、予測不可能な大規模停電」として、一層の節電を呼び掛けた。ただ、もし「予測不可能な大規模停電」が起きた場合には、現在実施している「計画停電」のあり方を見直さなければならないとした。

 会見の最後に、急激に進んだ円高について「大変憂慮している」と懸念を示した。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below