ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
17時現在 121.99/04 1.3443/48 164.02/12
正午現在 121.90/95 1.3444/49 163.91/00
9時現在 122.00/05 1.3440/45 164.01/07
前週末東京17時121.87/92 1.3440/45 163.81/87
前週末NY17時122.05/07 1.3448/50 164.19/25
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[東京 4日 ロイター] 午後5時過ぎのドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午
後5時時点からほぼ変わらず、122円挟みで取引されている。前週末の海外市場では、
予想を上回る米経済指標を好感してドル約4カ月ぶりのドル高/円安水準まで上昇した
が、週明けの東京市場では一段のドル買い/円売りを手がける材料に乏しく、高値圏で伸
び悩みとなった。
夕方の市場でも、主要通貨はもみあい。前週末の海外市場で進んだドル買いは一服し、
ドル/円は122円付近、ユーロ/円は164円付近で上値を伸ばせずにいる。
前週末に発表された5月米雇用統計や5月米供給管理協会(ISM)製造業部門景気指
数の米指標が市場の予想を上回り、米国の利下げ観測が一段と後退する形で海外市場では
ドルが全面的に買われる展開となった。ただすでに利下げ観測は後退しつつあり「大きく
ドルを買い上げるのは難しい」(都銀)ことなどから、ドル/円は122円前半、ユーロ
/ドルは1.33ドル後半までのドル買いにとどまった。
きょうの東京市場は早朝から、値動きの鈍さを見越した参加者がドル/円の最近の取引
レンジ上下限に売買注文を入れ、値動きがいっそう鈍った。市場筋によると、122円前
半では輸出企業などの売りが、121円後半では海外勢の買いが待ち受けており「上下ど
ちらにも動ける感じがない」(別の都銀)状態だった。
低金利の円に売り圧力が強まる流れは変わらず、午後の取引でユーロ/円は一時
164.30円まで上昇。先月29日につけた高値をわずかに上回って1999年のユー
ロ導入来の高値を更新した。しかしその後すぐに163円後半へ押し戻されるなど、手が
かり難で値動きが出づらかった。
また、中国株の動向に注目する声も相次いだ。調整局面の続く上海総合株指数.SSEC前
週末比8%を超える下げで取引を終え、外為市場での円売りに歯止めをかける要因になっ
たと指摘されている。