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07年世界経済成長率は+3.3%の予想、米は減速・中国は高成長続く=内閣府
2007年6月5日 / 06:40 / 10年後

07年世界経済成長率は+3.3%の予想、米は減速・中国は高成長続く=内閣府

 [東京  5日 ロイター] 内閣府は5日、海外経済の動向を分析した「世界経済の潮流」を発表し、日本と関係の深い22カ国・地域の2007年の実質経済成長率は前年比プラス3.3%と予測、06年(プラス3.9%)から減速する見通しを示した。ただ06年11月時点での見通し(プラス3.2%)からは若干上方修正となった。

 米国経済は、住宅投資の減速が続いていることや、製造業を中心とした企業の在庫調整などから、年前半を中心に緩やかな成長になるとみられ、07年はプラス2.3%と06年(プラス3.3%)から減速する見込み。

 また、ユーロ圏も06年のプラス2.8%から07年はプラス2.3%に減速する見通し。しかし06年11月時点の見通し(プラス1.9%)からは上方修正され、回復が続くとみられている。

 一方、中国は、引き続き景気が拡大し、07年の実質経済成長率はプラス9.7%を見込んでいる。06年のプラス10.7%から伸びがやや鈍化する見通しだが、足元の固定資産投資・生産などを考慮すると07年は予測を上振れする可能性もあるという。

 北東アジア(中国、韓国、香港、台湾)は、06年のプラス8.6%に続き、07年はプラス7.8%と堅調な成長が見込まれている。

 世界経済のリスク要因としては、1)米国経済の一層の減速、2)原油価格の再高騰、3)為替レートの急速な調整など金融市場の大きな変動──を挙げた。

 1)に関しては、住宅市場の調整が長期化した場合における経済全体への波及、原油価格の再高騰による物価上昇、雇用・所得環境の悪化による個人消費の減速などが考えられるという。

 2)に関しては、「今後、米国における夏場のドライブシーズンを控え、世界経済の成長に伴う潜在的な需給ひっ迫懸念や、地政学的リスク、産油国の減産などから再び上昇に転じる可能性がある」と分析している。

 3)については、米国の経常赤字と財政赤字の「双子の赤字」の長期的な持続可能性に対する懸念を背景に、「市場関係者の評価として、ドル保有のリスクが表面化するような場合、国際的な不均衡が拡大している中で、これまでのところ歴史的な低水準で推移している各国の長期金利が上昇することによって世界的な資金の流れが滞り、米国の資金需要を支えきれなくなるおそれがある」と説明している。

 さらに「株式市場については、多くの国で上昇基調にあるが、仮に大きな調整が各国市場で起きた場合には、その影響が注視される」と指摘した。

 海外経済の政策分析では、労働市場と生産性の向上に焦点を当て、就業率の上昇が、経済成長率の上昇に寄与するとともに、物価上昇率の低下をもたらし、安定的な経済成長に資するとの見方を示した。

 経済成長率予測値は民間機関の見通しに基づいて集計している。

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