October 19, 2011 / 12:03 PM / 8 years ago

東南アジア株式=まちまち、欧州債務危機懸念で上値重い

 [バンコク 19日 ロイター] 19日の東南アジア株式市場の株価は強弱まちまちの内容となった。ジャカルタ、クアラルンプール、マニラの各市場で上昇したが、ユーロ圏債務危機をめぐる懸念によって上値は抑えられ、その他の市場では下落。バンコク市場は軟調な銀行株に圧迫された。

 総じて安値拾いの買いに支えられたが、薄商いで、短期トレーダーが商いの大半を占めた。

 ジャカルタ市場の総合株価指数.JKSEは1.8%高。前日の2.9%安から反転した。インドネシアの石炭大手アダロ・エナジー(ADRO.JK)が5.3%高と上昇するなど、売り込まれていた優良株に買いが入った。

 ジャカルタを拠点とするリライアンス証券のシニア株式アナリストは、欧州の債務問題が依然として市場を覆っていると指摘。「利食い売りの後、値動きはなお不安定だが、ジャカルタ市場の総合株価指数は上昇した」と語った。

 クアラルンプール市場は0.7%高、マニラ市場.PSIは0.9%高。一方、シンガポール市場.FTSTIは0.2%安、バンコク市場.SETIは1.5%安、ホーチミン市場.VNIは0.8%安。

 トムソン・ロイターや証券取引所のデータによると、外国人投資家は2400万ドル相当のジャカルタ株を購入。クアラルンプール株は4000万リンギ(1280万ドル)、マニラ株は490万ドル買われた。

 マニラ市場で最も取引されたのは、食料から不動産まで手掛けるアライアンス・グローバル・グループ(AGI.PS)で、一時5.1%高と、1カ月ぶりの高値を付けた。

 リライアンス証券は「最近の下落基調を通じて比較的アンダーパフォームし、業界で支配的な地位を占めている流動性の高い銘柄が好ましい」としている。

 バンコク市場では一時、SET指数が2%近く下落。銀行株がアンダーパフォームし、クルンタイ銀行(KTB.BK)は7.14%急落した。深刻な洪水被害を背景に貸出残高の伸び率をめぐる懸念が高まった。

 バンコク市場の出来高は月間平均の80%に下落。投資家は、タイ中部の製造工場をのみこんだ洪水の影響に対する評価を待っている。

 タイ中央銀行はこの日、政策金利を年率3.50%に据え置くことを決定。約50年ぶりの深刻な洪水による経済的な損失が増大していることから、昨年10月以来1年ぶりに据え置きの判断を下した。

 今週末の欧州連合(EU)首脳会議で債務危機の解決に向けて大胆な対策が打ち出されるだろうとの楽観論を背景に、欧州株やアジア株は大半が上昇した。MSCIアジア太平洋株指数(日本除く).MIAPJ0000PUSは0937GMT時点で1.5%高。

 個別銘柄では、シンガポールの油田掘削装置(リグ)建造大手、セムコープ・マリーン(SCMN.SI)が一時4.2%高。マレーシアの石油掘削装置建設会社ケンカナ・ペトロリアムKENP.KLは3.7%高となった。

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