November 1, 2011 / 4:17 AM / 8 years ago

IMF、世界不均衡と為替相場に関する分析公表へ

 [ワシントン 31日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)は31日、役割拡大の一環として、世界経済不均衡と為替相場に関する定期的な分析の公表を始める方針を示した。

 世界の政策当局者は世界金融危機と2009年のリセッション(景気後退)や、新興国経済の影響力拡大を受け、世界経済を監視するIMFの役割強化を求めている。

 20カ国・地域(G20)首脳会合を数日後に控え、IMFは監視を強化し、分析結果を報告する計画を明らかにした。

 IMFのラガルド専務理事は声明で「(分析の)公表は監視の強化に役立つほか、世界的な不均衡や為替、また政策に関する議論について情報を提供する」としている。

 為替相場に関するIMFの評価はこれまで長い間、議論の的となってきた。米国がIMFに対し、中国に人民元上昇を容認するよう圧力をかけることを求めてきた一方、中国はIMFの助言の公平性に疑念を示している。

 過去に中国は、IMFの為替相場に関する見解に反発し、2007─09年にIMFが中国経済に関する年次報告を実施するのを阻止したことがある。

 ラガルド専務理事は「(IMFは)バランスシートの分析や為替相場、資本の流れ、外貨準備政策を対象に含め、対外的な安定性に関する包括的な見解を示す」方針だと表明した。

 こうした包括的なアプローチは、世界不均衡に関してIMFが注目しているのは主に為替相場の水準だとする中国やその他の新興国の懸念を緩和する可能性がある。

 ラガルド専務理事は、IMFスタッフが来年春までに、対外的な安定性に関する評価方法について暫定報告書を作成するとしている。

 これとは別に発表された声明によると、IMF理事会メンバー国はIMFの分析を拡大する計画をおおむね支持しているが、一部の国は、分析が市場に影響を与える可能性があるとして公表の必要はないとの見解を示している。

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