November 14, 2011 / 5:03 AM / 8 years ago

〔Executive Talk〕後発薬発売と特許切れで困難に直面=イーライリリーCEO

 [ホノルル 13日 ロイター] 米医薬品大手イーライリリー(LLY.N)のジョン・レックライター最高経営責任者(CEO)は、売れ筋商品が安価なジェネリック医薬品(後発薬)との競争にさらされているのに加えて、他の薬品で特許切れが迫り、同社が困難な局面を迎えているとの認識を示した。アジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせてホノルルで開かれた会合に出席した際にロイターのインタビューに答えた。

 レックライターCEOは「当社の歴史の中で最も厳しい局面の1つかもしれない。巡り合わせわの悪いことに、今後2014年までに多くの製品で特許が切れるからだ」と話した。

 売上高が45億ドルと同社の製品で最も多い統合失調症治療薬「ジプレキサ」は、数週間前から米国でジェネリック薬の販売が始まった。また、抗うつ薬「サインバルタ」は13年に、骨粗鬆症治療薬「エビスタ」は14年にそれぞれ特許が切れる。

 CEOは「今は手一杯だ。この苦境を乗り切ることが私の目標だ」と述べた。レックライター氏は1979年に有機化学者としてイーライリリーに入社し、2008年にCEOに就任した。

 CEOはジプレキサのジェネリック薬が登場したことによる穴を買収で埋めるとの考えを否定し、米国では有望ないくつかの薬品が試験の最終段階にあると指摘。「マクドナルドのように新しいメニューをすぐに取りそろえることはできない。サイクルが長いのだ。投資家はそのことを理解している」と述べた。

 イーライリリーは向こう数年間の業績について、売上高の下限が200億ドル、純利益が30億ドル、営業キャッシュフローが40億ドルと見込んでいる。

 同社は医薬品で世界第10位。現在、糖尿病治療薬の分野で最大手になろうと、他社と張り合っている。最近ではバイオ医薬品のアミリン・ファーマシューティカルズとの長年にわたる提携を解消したことで薬品の棲み分けをめぐる制約がなくなり、あらゆる種類の糖尿病治療薬を手掛けるメーカーを目指し、自由に動けるようになった。

 CEOは「ナンバーワンになることは不可能ではない」と述べた。同社は1920年代にインシュリンを最初に売り出した歴史を持つ。

 CEOによると、同社はインシュリンや経口糖尿病治療薬の分野で十分な競争力を持てる可能性があるほか、血糖値が上がり過ぎた場合にインシュリンの分泌を促すような薬品でも、存在感を保てるだろうという。

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