[フランクフルト 21日 ロイター] ドイツ連銀は月報で、国内経済は今後数カ月の間に困難な経済状況に突入するとし、ユーロ圏周辺国の債務危機が域内全体に影響するリスクが来年の成長率を圧迫する可能性に言及した。
連銀は、債務危機の諸国に財政再建を訴え、欧州中央銀行(ECB)に支援を求めるよりも国内の改革が正しい政策と指摘した。
来年のドイツ成長率は0.5―1%が現実的との見方を示した。ドイツ政府は来年の成長率を1%と見通している。
危機対応でECBの役割を拡大することには懸念を示し、物価安定の目標にリスクとなるとの見解を示した。