Reuters logo
〔情報BOX〕米FRB高官の最近の主な発言
2007年11月6日 / 04:31 / 10年後

〔情報BOX〕米FRB高官の最近の主な発言

 [シカゴ 5日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)高官の最近の主な発言は以下の通り。

 

 *は2007年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するメンバー。

 ◎*クロズナー理事(11月5日)

 「サブプライムローンの借り手の状況は改善する前に悪化する可能性がある。住宅価格は当面、低迷し続けるだろう」

 ◎*ミシュキン理事(10月26日)

 「マクロ経済的リスクの低減を追求するなかで、仮に、行き過ぎて政策を過剰に緩和した場合、当局者はインフレ圧力が脅威となる前に迅速に緩和の少なくとも一部を修正することに前向きであるべきだ」

 

 ◎10月30─31日のFOMC声明文

「FOMCは31日、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を25ベーシスポイント引き下げ、4.50%とすることを決定した。

 第3・四半期の経済成長は底堅く(solid)、金融市場の緊張はおおむね若干緩和した(have eased somewhat on balance)。しかし景気拡大のペースは、住宅市場の調整が深まることを一部反映し、今後短期的に減速する公算が大きい(the pace of economic expansion will likely slow in the near term, partly reflecting the intensification of the housing correction)。きょうの措置は、9月に取られた政策措置と合わせて、金融市場の混乱から発生し得る経済全般への一部悪影響を未然に防ぐことを支援し、時間とともに緩やかな成長を促進する見通しだ(Today’s action, combined with the policy action taken in September, should help forestall some of the adverse effects on the broader economy that might otherwise arise from the disruptions in financial markets and promote moderate growth over time)。

 コアインフレの指標は今年、小幅改善したが、エネルギー・商品価格の最近の上昇は、他の諸要因とともにインフレに対して新たな上向き圧力を加える可能性がある(recent increases in energy and commodity prices, among other factors, may put renewed upward pressure on inflation)。こうした状況を踏まえ、委員会は、インフレリスクがある程度残っていると判断し、インフレ動向を引き続き注意深く監視していく(the Committee judges that some inflation risks remain, and will continue to monitor inflation developments carefully)。

 委員会は今回の措置により、インフレへの上向きリスクが成長への下向きリスクとほぼ均衡すると判断している(The Committee judges that, after this action, the upside risks to inflation roughly balance the downside risks to growth)。委員会は、金融や他の諸動向による経済見通しへの影響を引き続き評価し、物価安定と持続的経済成長の促進のため必要に応じて措置を講じる(The Committee will continue to assess the effects of financial and other developments on economic prospects and will act as needed to foster price stability and sustainable economic growth)。

 今回の声明に賛成票を投じたのは、バーナンキ委員長、ガイトナー副委員長、エバンズ、コーン、クロズナー、ミシュキン、プール、ローゼングレン、ウォーシュの各委員。

 ホーニグ委員は、今回の会合でFF金利の据え置きが好ましいとして反対票を投じた。今回の措置とともに、理事会は全会一致で、公定歩合を25ベーシスポイント引き下げ5%とすることを承認した。この措置を取るにあたり、ニューヨーク、リッチモンド、アトランタ、シカゴ、セントルイス、サンフランシスコの各地区連銀理事会の要請を承認した」

 

 ◎*ミシュキン理事(10月26日)

 「市場の機能が正常に戻ったとはまだはっきり言えないし、(FRBの行動が)最終的に奏効したと判断するのは時期尚早ではあるものの、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での緩和政策決定など、一連の措置が一部の短期資金市場の状況改善につながった」

 

 ◎*シカゴ地区連銀のエバンズ総裁(10月22日)

 「インフレの面で警戒を緩める余裕はない。それでも、住宅の需要と価格がわれわれの予想以上に弱含み、消費支出も落ち込ませるリスクが依然としてある」

 「状況が改善しリスクが後退するという、より可能性のあるシナリオが実際に進展すれば、金融政策は、インフレ見通しを脅かす事態に対応する準備を整えるべきだ」

 

 ◎*クロズナー理事(10月22日)

 「金融市場の効率的な機能の支援と持続可能な経済成長および物価安定の促進に向け、向こう数カ月間、FRBは市場の動向を引き続き監視し必要に応じて行動していく」

 

 ◎*バーナンキ議長(10月19日)

 「予測可能性は信頼の確立と不透明性の軽減のほか、長期金利をFRBの政策に適切に反応させるために重要だ。わたしが意味する予測可能であるということは、われわれの見通しがどのようなもので、リスクをどう評価し、それにどう対応しようとしているかという情報を明らかにすることだ。FRBの強めの行動は犠牲を伴う結果を回避するため正当化される可能性がある」

 

 ◎*セントルイス地区連銀のプール総裁(10月19日)

「手元の情報を考え合わせると、われわれはおおよそ正しい位置にいる。利下げを支持する場合、わたしが利下げを適切だと思っているばかりか、高い確率でその決定を後悔しないと言える時だ。われわれは異例の不透明な状況下にある。なぜななら、市場が混乱し回復過程の進ちょく具合が分からないからだ。通常通りというわけではない」

 

 ◎フィラデルフィア地区連銀のプロッサー総裁(10月18日)

 「政策の要点を伝えるうえで、単純なルールがコミュニケーションの点では有用な可能性がある。単純なルールにのっとった行動は監視しやすく、伝達も容易だ。金融政策をオープンかつ透明性の高い方法で実施することに寄与すると思う」

 

 ◎クリーブランド地区連銀のピアナルト総裁(10月18日)

 「現在、見通しの先行き不透明感は非常に強い。われわれが見てきた金融市場の混乱がどのように経済成長に影響するかは明確ではない。従ってわれわれは現在、待ちの姿勢で学んでいるところだ」

 

 ◎*カンザスシティー地区連銀のホーニグ総裁(10月17日)

 「政策に与える影響について質問を受けるが、答えは明らかだ。様子をを見ることだ。なぜならあらゆる要因がどのように進展するかにかかっているからだ」

 「わたしは楽観的だが、同時に現実的でもある。この危うい時期には警戒を続けたい」

 「米経済は果敢に動いている。例えば、すでにわれわれが利下げした事実は実体経済にとってはポジティブだ。第2にその他の世界経済も強い成長を見せており、米国製品への需要は強い。消費者の購買意欲は依然あり、失業率は低い。非常にダイナミックな国内経済では雇用も増えている」

 

 ◎*バーナンキ議長(10月15日)

 「金融市場の状況は8月中旬の最悪期から改善したが、市場機能の完全回復には時間がかかるだろう。今後、混乱がぶり返す可能性もある」 

 「現在の金融市場の状況が信用コストと経済全般に与える最終的な影響は不透明だ。現在、FRBは状況を注視しており、効率的な市場機能と持続的な成長のほか、物価安定を支援するために必要に応じ行動する」

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below