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CDOはサブプライムで壊滅状態、復活には信頼回復が必要=米市場関係者
2008年3月12日 / 06:59 / 10年後

CDOはサブプライムで壊滅状態、復活には信頼回復が必要=米市場関係者

 [ニューヨーク 11日 ロイター] 11日に開催されたクレジット市場に関する会議で、ファンドマネジャーやコンサルタントは、ストラクチャード・ファイナンス関連債券の市場は今や壊滅状態にあり、大手術によってのみ再生が可能、との見方を示した。

 市場はサブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題ですでに大きな打撃を被っており、再生は不可能とみる向きもいる。

 アラジン・キャピタル・マネジメントのシニア・ヘッジファンドマネジャー、アナトリー・バーマン氏は、サブプライムローンが債務担保証券(CDO)を「殺して」しまったため、ストラクチャード・ファイナンス市場の復活は考えにくい、との見方を示した。

 またパネリストの間からは、モーゲージ債のデフォルトが続いているため、モーゲージ証券を裏付けとするCDOの復活は考えにくい、との声が聞かれた。

 ただヘッジファンドのマネジャーや投資家は、復活のヒントはローンや短期の債務ストラクチャーにあるとみている。

 アデルソン・ジェイコブス・コンサルティングのコンサルタント、マーク・アデルソン氏は、ローン担保証券(CLO)市場が、過大評価した格付けによって傷つけられた信頼感の再生を促す可能性がある、と指摘した。

 欧米の主要中央銀国によるクレジット市場への資金供給計画については、短期的な支援策にはなるだろうが、格付けの信頼性や証券の真の価値をめぐる深刻な危機の解決にはつながらない、と指摘する声が聞かれた。

 FSIキャピタルの最高経営責任者(CEO)、ステファン・クッペンハイマー氏は「市場復活にとって重要なのは、多くの資金が様子見状態になっているということだ。市場関係者は、格付け会社への信頼を失っているため、取引を手控えている」と指摘。

 多くの資産についてより厳しい格下げが行われれば、多くの債務担保証券について本当の価値を見出すことができる、とした上で同氏は、「安定を示すことができる証券があれば、市場は復活するだろう。今のところCDO市場には流動性の問題がある」と述べた。

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