July 22, 2008 / 4:35 AM / 12 years ago

アジア通貨動向(22日)=軟調、米企業決算受け

 [シンガポール 22日 ロイター] 22日午前のアジア通貨は軟調。前日に発表された米企業決算が失望を誘う内容となったことを受けて金融不安が強まり、投資家のリスク回避姿勢が強まっている。ただ、人民元と韓国ウォンは逆行高となっている。

 アメリカン・エキスプレス(アメックス)(AXP.N)やアップル(AAPL.O)、クルーズ船運航事業のロイヤル・カリビアン・クルージズ(RCL.N)などが前日発表した決算および業績見通しが事前予想に届かなかったことが、22日のアジア株式市場を圧迫している。

 インドネシアルピアIDR=は0.3%安の1米ドル=9171ルピア。外国人投資家がインドネシア株式市場から資金を引き揚げ、ルピアを売っているという。

 在ジャカルタのトレーダーは「米企業決算の不振がルピア軟調の一因となっており、オンショアの為替市場の重しとなっている」と指摘した。

 21日に米原油先物CLc1が小幅ながら反発したことも、インフレ圧力上昇懸念に悩まされる地域の通貨を圧迫した。21日の米原油先物は前週末終値比2ドル余り高い1バレル=131.04ドルで終了した。

 原油需要のほぼすべてを輸入に依存するフィリピンでは、フィリピンペソPHP=が0.5%安の1米ドル=44.75ペソと、1カ月ぶりの高値から後退し、他のアジア通貨の下落を主導した。

 マニラの市場関係者は「原油価格の上昇が続くなら、米ドルは対ペソあるいは他のアジア通貨に対しても上昇するかもしれない」と述べた。

 ペソは前日、フィリピン中銀が前週に50ベーシスポイント(bp)の利上げを実施したことが受けて、6月19日以来の高値をつけていた。

 同関係者は「市場はこの利上げを問題解決の始まりとみているが、解決そのものだとはみていない」とし、利上げ幅が、インフレ抑制に対しても、また年初来で7.7%下落しているペソの下支えにも十分ではない可能性を示唆した。

 米金融業界への懸念から、他の主要通貨の対米ドル相場は小動きとなった。

 ただ韓国ウォンKRW=は、前日のほぼ2週間ぶりの安値から戻して0.2%高の1米ドル=1016.20ウォン。当局によるドル売り介入があったとみられている。

 人民元CNY=CFXSも0.3%上げて1米ドル=6.8127元と、5営業日ぶりの高値をつけた。

  

 *0305GMT(日本時間午後零時05分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。

 

 シンガポールドル    1.3519

 台湾ドル         30.373

 韓国ウォン    1017.30

 タイバーツ          33.36

 フィリピンペソ   44.70

 インドネシアルピア    9163.00

 インドルピー   42.68

 マレーシアリンギ    3.2374

 人民元      6.8198

 

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