August 25, 2009 / 11:34 PM / 10 years ago

米金融・債券市場展望=5年債入札はさえない可能性、「テール現象」に警戒感

 [ニューヨーク 25日 ロイター] 26日の米国債市場では、25日の2年債入札で落札利回りが高めとなったことを踏まえ、予定されている390億ドルの5年債入札に十分な需要が出てこない可能性がありそうだ。

 25日に実施された420億ドルの2年債入札では、各国中央銀行を含む間接入札者の落札分は過去の平均実績を上回ったが、最低落札価格と平均落札価格の開きを示す「テール」が見られ、現時点の利回りでは応札者の投資意欲が低いことが示された格好となった。

 モルガン・スタンレー(ニューヨーク)の世界債券調査部門トップ、ジェームズ・キャロン氏は「すべての状況を考慮に入れたとしても、2年債入札の結果にはやや失望した」と指摘。「償還期限が短めの国債にはもっと需要があると思っていたが、(今回の結果で)26日の5年債入札はより神経質にならざるを得ない」と語った。

 新発2年債入札では、間接入札者の応札シェアは約49%と、今年に入って実施された過去7回の平均実績である約43%を上回った。また、入札需要を示す応札倍率は2.68倍で、平均の2.81倍を下回った。

 しかし、アナリストらがより関心を示しているのは、応札者利回りが既発債利回りよりも高くなる「テール」の存在だ。

 4キャスト(ニューヨーク)のシニアアナリスト、ルディー・ナーバズ氏は「落札利回りが既発債平均利回りを若干上回ったのは大きな失望を誘った」と述べた。

 財務省は26日に実施する390億ドルの5年債入札に続き、27日には280億ドルの7年債入札を予定している。

 一部のアナリストは、新発債が膨れ上がることにより、米国債に対する世界の需要が衰える恐れがあると懸念している。

 キャロン氏は「そうした状況が必ずしもリスクになるとは思わないが、市場で懸念が強まっているのは確かだ」と指摘。25日に広がった懸念は、米政府が同日、向こう10年間の累計財政赤字がほぼ倍増するとの見通しを発表したことが背景にあるとの見方を示した。

 経済指標関係では、商務省が7月の耐久財受注、7月の新築住宅販売を発表する予定。また、アトランタ地区連銀のロックハート総裁が米東部時間午後零時10分(1610GMT)から米国経済、金融の現状と見通しについて講演する。

 

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