November 27, 2009 / 6:37 AM / in 10 years

再送:ドバイ政府系企業の債務問題、日米欧など有力金融機関がエクスポージャーへの影響分析

*本文の表記を一部修正しました。

 [ロンドン 26日 ロイター] アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの政府系企業に債務問題が浮上したことを受け、国際的な銀行が融資などのエクスポージャーへの影響の分析を進めている。

 ドバイ政府は25日、ドバイ・ワールド[DBWLD.UL]と系列の不動産開発会社ナヒール[NAKHD.UL]が抱える数百億ドルの債務について、債権者に返済の延期を認めてもらうよう要請すると発表した。

 トムソン・ロイター・LPCによると、有力銀行が参加したシンジケート・ローンは、ドバイ・ワールド向けが55億ドル、ナヒール向けは44億ディルハム(12億ドル)。銀行側は、ドバイ・ワールドの事業再構築の一環とされる返済猶予要請の発表を受けて、さらなる情報を求めている。

 状況に詳しいある銀行筋は「われわれは暗闇のなかにいる。今後数日で、より明らかになることを期待している」と述べた。

 複数の銀行筋がトムソン・ロイター・LPCに明らかにしたところよると、ドバイ・ワールド向けのエクスポージャーは、シンジケート・ローンやバイラテラル・ローン、ナヒールや投資機関イスティマル・ワールド向けの融資を含めて120億ドルに上る可能性がある。

 銀行側は、返済猶予要請への対応を決めるため、自身がおかれた状況見極めに努めるとともに、ドバイ、湾岸地域向け融資の影響について評価作業を進めている。ある銀行筋は「非常に深刻で、地域全体に影響を及ぼすだろう」と述べている。

 ドバイ・ワールドは2008年6月に、期間2年21億ドル、3年19億5000万ドル、5年10億ドルの計3本のターム・ローン、期間3年4億5000万ドルのリボルビング・クレジットの契約を締結した。これにリードマネジャーやアレンジャーなどの形で関わった金融機関には、三菱東京UFJ銀行(8306.T)、カリヨン(CAGR.PA)、HSBC(HSBA.L)(0005.HK)、INGING.AS、ロイズ・バンキング・グループ(LLOY.L)、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)(RBS.L)、三井住友銀行(8316.T)などがあり、さらにゴールドマン・サックス(GS.N)など50社が融資に参加しているという。

 ただ、銀行は契約締結後、セカンダリー市場で融資債権を売却するため、個別に現在どの程度の融資残高があるか、外部から把握するのは難しい。

 融資に参加したドイツ銀行(DBKGn.DE)は26日、ロイターに対し、同社へのエクスポージャーはない、と述べている。

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