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アジア通貨動向(7日)=ギリシャ危機拡大懸念で全面安、ウォンは3カ月ぶり安値

 [シンガポール 7日 ロイター] 7日のアジア通貨市場は、ギリシャの債務危機が拡大するとの懸念から、ほぼ全面的に売られている。特に韓国ウォンの下げが目立ち、3カ月ぶり安値をつけた。

 一方、インドネシアとフィリピンの中央銀行は、自国通貨の下落を食い止めるため市場介入を実施した。

 前日の米国株が急落したことで、リーマン・ブラザーズ破たん後の混乱が再来するのではないかとの不安が広がり、ユーロEUR=やアジア株が大幅に下落。米国株の急落は取引ミスが一因とみられているものの、ボラティリティの高さやリスク志向の減退が浮き彫りになった。

 英国の総選挙でハング・パーラメントとなる見通しが明らかになったため、英ポンドも急落している。

 ウォンKRW=は一時約2.4%下落し、1169.4ウォンまで売られたが、その後は、ガイトナー米財務長官が主要7カ国(G7)によるギリシャ支援策の協議を計画していると伝えられたことから、1157ウォン付近で落ち着いている。

 トレーダーによると、韓国規制当局が市場や欧州の資金フローに対する監視を強化する方針を示したことも、ウォンの下支え要因となる可能性がある。

 高利回り通貨のインドネシアルピアIDR=は約1%安の1米ドル=9300ルピアで、2カ月ぶり安値をつけた。

 ジャカルタのトレーダーは「(インドネシア中央銀行が米ドル売り)介入を午前から開始したとみている」と述べた。

 フィリピンペソPHP=も対米ドルで0.9%安の45.78ペソに下落し、フィリピン中銀がドル売り介入を行ったとみられている。

 1年物の米ドル/人民元ノンデリバラブル・フォワード(NDF)は、8カ月ぶり高値となる6.7700元に大幅上昇した。欧州の債務危機を受け、米ドルへの逃避買いが進んだことが背景。その後は6.7340元まで押し戻された。これは向こう1年間の元の予想上昇率を1.4%と織り込んだ水準。6日は1.9%だった。

 シンガポールのNDFトレーダーは「投資家は米ドルや金、国債などへの逃避買いに走っており、このような状況は米リーマン破たん以来だ」と指摘した。

 タイバーツTHB=は1米ドル=32.35バーツ近辺で小動き。

 バンコクのトレーダーは「バーツ相場は、ユーロや他の主要通貨と比較して、世界的な動向から受けた打撃が軽微で済んでおり、反政府勢力がデモを中止すれば、来週は政情不安の後退がバーツを支援する見通し」と述べた。

 バーツは年初来、反政府勢力による大規模なデモにもかかわらず、対米ドルで3%上昇している。

 *0540GMT(日本時間午後2時40分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は以下の通り。

 シンガポールドル  1.4028

 台湾ドル    31.691

 韓国ウォン   1157.40

 タイバーツ    32.32

 フィリピンペソ 45.68

 インドネシアルピア 9235.00

 インドルピー 45.66

 マレーシアリンギ 3.2800

 人民元       6.8267

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