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米金融・債券市場展望=雇用統計に注目、10年債利回り3%突破も
2010年12月2日 / 23:45 / 7年前

米金融・債券市場展望=雇用統計に注目、10年債利回り3%突破も

 [ニューヨーク 2日 ロイター] 3日の米国債市場では、この日発表の米雇用統計で力強い経済成長が確認されれば、10年物国債の利回りが4カ月以上ぶりに3%を突破する可能性がある。

 ロイターがエコノミストらを対象に実施した事前調査によると、11月の非農業部門就業者数は14万人増となることが予想されている。前月は15万1000人増だった。失業率の予想平均は前月と同水準の9.6%。

 オッペンハイマーファンズの主任エコノミスト、ジェリー・ウェブマン氏は「1カ月前には、多くの市場参加者はリスクを意識した取引がおさまったと考えていたが、改めて最も注目される材料に浮上した欧州での債務危機が、再び市場を不安定にした」と指摘した。

 2日の金融市場ではリスク選好が強まり、株価が上昇する一方、国債相場は下落圧力にさらされた。雇用統計の内容が事前予想を上回れば、こうした傾向が続く公算が大きい。この結果、米国債相場は下落し、10年物の利回りは3%を突破する可能性がある。

 ドイツ銀行の為替ストラテジー部門のグローバル責任者、アラン・ラスキン氏は、米経済指標で強めの内容が出ているほか、投資家のリスク選好度が高まっていることから、国債市場は守勢に立たされており、特に11月の非農業部門就業者数が15万人以上の増加となれば、こうした傾向がさらに強まるとの見方を示した。

 1日の国債市場では、米民間雇用サービス会社オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)発表の11月の全米雇用報告で、民間就業者数が事前予想を上回る増加幅となったことを受け10年物相場が急落、利回りは2.98%に上昇した。2日の市場でも、売り圧力が継続している。

 ラスキン氏は10年物の利回りが3%を突破して引ければ、国債相場に「悲観的なシグナルを送る」との見方を示した。

 また同氏は、欧州での債務危機に際して、世界的に株価が上昇していることは、「印象的だ」と指摘。このことは、ユーロ圏の問題が周辺地域に絞られていることを示唆しているようだと語った。

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