May 31, 2011 / 4:14 AM / 8 years ago

UPDATE1: 元GSトレーダー創設のヘッジファンド、大震災に伴う市場変動や解約で運用資産の大半を失う

 [香港 31日 ロイター] 元ゴールドマン・サックス(GS.N)のトレーダー、西健一郎氏が創設したガイア・キャピタル・マネジメントが運用する日本フォーカス型のヘッジファンドが、3月に44.34%の損失を被ったことから解約請求が殺到し、運用資産の大半を失ったことが、ロイターが入手した投資家向け報告書で明らかになった。

 そのヘッジファンドは「GAIA J─マルチ・ストラテジー・ファンド」で、運用資産は3月末の9206万ドルから、4月末までに3265万ドルに落ち込んだ。関係筋によると、同ファンドの運用資産は震災前に1億5000万ドル以上あった。

 同ファンドは、3月の東日本大震災によるパニック売りですべてのポジションの手仕舞いを強いられ、パフォーマンスが急激に悪化していた。

 ガイア・キャピタルは投資家向け報告書の中で「大震災や原発事故の深刻化で、(3月)14日と15日に指数とボラティリティが想定を超える動きとなった結果、当ファンドは想定以上の損失を被り、すべてのポジションを手仕舞わざるを得なくなった」と説明した。

 日経平均.N225は14日と15日の2日間で16%急落。3月月間では8.2%下落した。

 投資家向け報告書によると、同ファンドは3月に、ガンマ戦略とボラティリティ戦略で特に大きな損失を被った。

 ガイア・キャピタルは、何度かに渡るロイターの取材申し込みにもかかわらず、コメントを拒否している。オフィスを訪問しても応答がなく、電子メールも戻ってきた。

 アジアヘッジが2006年に作成したリポートによると、西氏は1997年から2003年までゴールドマンに在籍し、約20億ドルの日本転換社債で運用するポートフォリオや、約30億ドルのDKRオアシスを運用した後、日本フォーカス型のヘッジファンドを立ち上げた。

 投資家向け報告書によると、同氏のファンドは2009年に36.1%、2010年に21.7%のリターンを上げ、月間でリターンがマイナスとなったのは2年間で2カ月だけだった。

 「GAIA J─マルチ・ストラテジー・ファンド」は4月にプラス1.4%のリターンを上げ、年初来のパフォーマンスはマイナス42%となった。

 ガイア・キャピタルは「このようなパフォーマンスとなったことは深くお詫びしたい」としたうえで、「3月の状況は、われわれが今後取り組まなければならないいくつかの問題を浮き彫りにした。それは、金融市場以外で起きるリスクや、指数先物やオプション市場の流動性に対する過度の信頼に関する問題だ」と述べた。

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