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温室効果ガス排出量、コロナ後の景気回復で過去最高記録へ=IEA

[ロンドン 20日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は20日、新型コロナウイルス禍からの世界的な景気回復により、温室効果ガスの排出量が過去最高に達するとの報告書をまとめた。

IEAは「これまでに発表された景気支援策を完全かつタイムリーに実施した場合、二酸化炭素(CO2)排出量は2023年に過去最高水準に達し、その後も増え続けると推定される」との見通しを示した。

各国政府が第2・四半期にクリーンエネルギーに割り当てた予算は総額3800億ドルで、新型コロナ経済対策全体の2%にとどまった。

これは、2050年までに排出量を実質ゼロにするために必要となる予算の約3分の1という。

IEAのピロル事務局長は「復興計画により、世界各国で動員されている官民の資金は、国際的な気候目標の達成に必要とされる水準を大幅に下回っている」と指摘。

「2050年までに実質ゼロ排出を実現する道に世界を導くため、(各国は)クリーンエネルギーの投資と導入を先導し、復興期よりもはるかに高い水準まで歩を進める必要がある。道は狭いが、今行動すれば、まだ達成可能だ」と表明した。

IEAは5月、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするには、化石燃料事業への新規投資を禁止すべきとの報告書をまとめている。

排出量は、目標達成に必要な水準を35億トン上回る見通しという。

クリーンエネルギー向けの予算3800億ドルの3分の2は、2023年までに、残りのほぼすべては2030年までに支出される見通し。支出額は急減し、2030年の支出は2021年の12分の1未満になる見通しという。

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