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世界の石炭需要、来年は2.6%増 今年は記録的減少=IEA

 12月18日 国際エネルギー機関(IEA)は、世界の石炭需要が来年2.6%増加するとの見通しを示した。景気の回復で発電向けや鉱工業生産向けの需要が増えるという。写真は2018年12月、ポーランドのワジスカ・グルネで撮影(2020年 ロイター/Kacper Pempel)

[18日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は18日、世界の石炭需要が来年2.6%増加するとの見通しを示した。景気の回復で発電向けや鉱工業生産向けの需要が増えるという。

来年の一般炭・原料炭の需要は74億3200万トンと、今年の72億4300万トンから増加する見通し。

今年の世界の石炭需要は新型コロナウイルス流行の影響で5%減少した。

世界の石炭需要は2018-2020年に7%(5億トン)減と、前例のないペースで減少する見通し。新型コロナの流行に加え、各国がクリーンエネルギーへの移行を進めていることが背景。

IEAは「新型コロナの流行前は今年の石炭需要が小幅に増加すると予想していたが、その後、石炭消費は、第2次世界大戦後で最大の落ち込みを記録している」と表明した。

来年は、米国や欧州でも石炭消費が過去10年近くで初めて増加に転じる可能性があるが、来年の需要は昨年の水準を下回る見通し。石炭の利用は2025年まで74億トン前後で横ばいで推移するという。

再生可能エネルギーは、2025年までに石炭を抜いて世界最大の発電源になる見通し。天然ガスは石炭に代わって石油に次ぐ第2位の一次エネルギー源になる見通しという。

IEAは「ただ、アジア主要国の石炭需要は、引き続き横ばいもしくは増加が見込まれており、石炭が急速に廃れていく兆しは全くない」とし、世界の石炭需要の75%は主要アジア市場の需要だと指摘した。

石炭は二酸化炭素(CO2)の主要な排出源。各国政府は数十年以内にCO2の排出量を実質ゼロにする目標を掲げている。中国も2060年までに実質ゼロを目指す方針を示した。

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