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IMF新基金、400億ドル確保 気候変動などの課題に対処

国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は27日、気候変動などの課題に対処するための新たな基金「強靭性・持続可能性トラスト」(RST)について、4月に設定した目標額に近い400億ドルを確保したと明らかにした。資料写真、2018年4月(2022年 ロイター/Yuri Gripas)

[ロンドン/ニューヨーク 27日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は27日、気候変動などの課題に対処するための新たな基金「強靭性・持続可能性トラスト」(RST)について、4月に設定した目標額に近い400億ドルを確保したと明らかにした。

ゲオルギエワ氏はアフリカ関連の会合で放送された事前収録のスピーチで、気候変動の影響に対する耐性を高めるには今後10年間で何兆ドルもの資金が必要になると述べた。

IMFは4月、低・中所得国が気候変動や新型コロナウイルスなどの長期的課題に対処するのを支援するためRSTを創設。少なくとも450億ドルの調達を目指している。

ゲオルギエワ氏は、多くのアフリカ諸国が干ばつに見舞われ、食料不安や政治的不安が高まっていると指摘。「アフリカ諸国は気候や食料、パンデミック(新型コロナウイルスの世界的大流行)など重なり合う危機に単独では対処できない」と述べた。

過去1年間のアフリカ諸国へのIMF融資は年平均の13倍だったという。

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