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世界的な経常収支不均衡、20年はコロナ禍で一段と縮小=IMF

国際通貨基金(IMF)は4日、世界貿易の停滞を受け世界的な経常収支の不均衡は2019年に縮小し、20年は新型コロナウイルス感染拡大を受け一段と縮小する可能性があるとする報告書を公表した。サンティアゴで昨年7月撮影(2020年 ロイター/Rodrigo Garrido)

[ワシントン 4日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は4日、世界貿易の停滞を受け世界的な経常収支の不均衡は2019年に縮小し、20年は新型コロナウイルス感染拡大を受け一段と縮小する可能性があるとする報告書を公表した。ただ、一部の資源輸出国や観光依存度が高い国の経常収支は赤字に転じる恐れがあるとの見方を示した。

IMFは、経済規模が世界で30位までの国の為替と不均衡に関する「対外部門の安定性に関する報告書(ESR)」で、純経済収支の世界的な国内総生産(GDP)に対する比率は0.2%ポイント低下の2.9%だったと報告。新型ウイルス感染拡大を受け多くの国が財政、金融刺激策を導入したことが一部要因となり、20年はさらに0.3%ポイント低下するとの見方を示した。

IMFのチーフエコノミストのギタ・ゴピナス氏は報告書の発表に合わせて行った記者会見で「コモディティ(商品)の主要輸出国は経常収支が大幅な黒字から大幅な赤字に転じる可能性がある」と指摘。IMFは観光業への依存度が高いタイやマレーシアなどの 経常黒字は20年は大幅に縮小するとの見通しを示した。

中国の経常黒字の対GDP比率は19年は1.0%だったが、20年は1.3%に上昇すると予想。中国の経済ファンダメンタルズ(基礎的条件)と一致しているとした。また、中国人民元の実質実効レートは20年5月までに19年の平均から1.8%上昇したとも報告した。

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