April 15, 2015 / 10:23 PM / 5 years ago

流動性低下で金融ショック増幅の恐れ、新興国に不安=IMF

 4月15日、国際通貨基金(IMF)は公表した半期に一度の「国際金融安定性報告書」で、米国の利上げにより流動性が低下し、金融市場が不安定になる恐れがあると指摘した。写真はIMFのロゴ。2013年4月撮影(2015年 ロイター/Yuri Gripas)

[ワシントン 15日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は15日公表した半期に一度の「国際金融安定性報告書」で、米国の利上げにより流動性が低下し、金融市場が不安定になる恐れがあると指摘した。金融リスクが過去半年で高まっており、新興国やシャドーバンキング(影の銀行)セクターへとリスクがシフトしたとしている。

「市場は、流動性が突然消え、ボラティリティーが急激に増大するような状況に陥りやすくなる可能性がある」とした。

IMFはとりわけ、昨年10月に世界経済の減速懸念から米国債利回りが急低下した点や、今年1月にスイス国立銀行(中銀)の対ユーロ相場上限撤廃でスイスフランが急騰した経緯に言及。このような市場の混乱が今後起こる可能性があるとの見方を示した。

流動性の低い市場は衝撃を増幅させ、とりわけ対外債務を多く抱える途上国に影響が広がる恐れがあるとした。

新興国はすでに商品(コモディティ)価格の下落やドル高の打撃に苦しんでおり、企業や銀行が抱える既存の問題を悪化させると指摘。特に銀行の企業向け融資比率の高いナイジェリア、ペルー、トルコ、ウクライナに言及した。

また低金利時に、顧客に確約した支払いが困難になる可能性があるとして、欧州の生命保険セクターの問題を指摘した。

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