October 20, 2019 / 11:23 PM / a month ago

マイナス金利深掘り、日銀の1つの選択肢=IMF高官

[ワシントン 18日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)で対日ミッションチーフを務めるオッドパー・ブレック氏(アジア太平洋局副局長)は18日、日銀が景気刺激策を強化する場合、マイナス金利の深掘りは引き続き選択肢だとの考えを示した。ただ、効果的な金融緩和には財政及び構造的な措置を伴う必要があるとした。

ブレック氏はまた、日銀は低金利を維持するとのコミットメントを2%の物価目標とより明確に結びつけることで、コミュニケーション機能を向上させる余地があると指摘した。

IMFと世界銀行の年次会合の合間にロイターの取材に応じたブレック氏は「われわれは、マイナス金利の深掘りは選択肢として残っていると考える。当然ながら、なかなか上がらないインフレ期待を踏まえると、特に構造改革などの措置を含めた全体的なパッケージが必要になる」と述べた。

同氏は、日銀が今月の金融政策決定会合で金融政策を緩和できるか、あるいはすべきかについてのコメントは差し控えた。

日銀は9月、海外リスクの高まりに警戒感を示し、迅速に行動する可能性を示唆していた。市場では、日銀が10月30─31日の会合で追加緩和に踏み切るとの見方が出ている。

日銀の黒田東彦総裁は先に、金融政策を緩和する場合、マイナス金利の深掘りは主要な選択肢の1つとの見方を示している。

だが、マイナス金利の深掘りは金融機関の利益をさらに圧迫することになり、融資拡大の意欲をそぐ恐れがあることから、反対意見も多い。マイナス金利の深掘りにより、一部の地方銀行が経営難に陥る可能性を警告するアナリストもいる。

ブレック氏は、地銀の窮状について、銀行規制当局による監督の強化によって解決が可能な構造的問題として対応すべきと指摘。「われわれは、これらの問題にビジネスモデルの変革を通じて対応することを推奨している。地方銀行への対応策には統合が含まれる可能性があるが、それは多くの理由から難しいかもしれない」と述べた。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below