August 31, 2018 / 10:47 AM / 2 months ago

日本の産業は新陳代謝ない、もっと再編を=志賀革新機構会長

 8月31日、官民ファンドの産業革新機構の志賀俊之会長は31日の記者会見で、会長に就任した2015年からの活動を振り返り、事業再編をもっとやりたかったと悔しさをにじませた一方で、日本企業の動きの鈍さを批判した。都内で3月撮影(2018年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 31日 ロイター] - 官民ファンドの産業革新機構の志賀俊之会長は31日の記者会見で、会長に就任した2015年からの活動を振り返り、事業再編をもっとやりたかったと悔しさをにじませた一方で、日本企業の動きの鈍さを批判した。9月下旬に予定されている改組で、志賀会長は旧機構にとどまり、これまでの投資案件のエグジット(投資回収)に活動の軸足を移す。

志賀会長は日本の産業界について「国際競争力は明らかに弱まっている」と指摘。その理由として、1)イノベーション(技術革新)を生んでいない、2)事業の新陳代謝が進んでいない、3)同じ業界にプレーヤーが多く、日本のメーカー同士が過当競争をしている──の3点を挙げた。

3年間の活動を問われると「もっと再編をやりたかった。どう考えてもプレーヤーが多すぎる業界がある。いろいろと動いたつもりだが、なかなか業界再編は進まなかった」と悔しさをにじませた。

産業革新機構の投資実績133件(7月末現在)のうち、再編関連は8.3%、11件にとどまっている。

志賀会長は再編について「会社が隆々としている時に、しっかりと将来のことを考えて、事業別の資本効率を見極めた上で、事業を出さないといけない」と述べ、「経営的に持ちきれなくなったから外に出して再編が進むというのはやはりだめだ」と日本企業の姿勢を批判した。

産業革新機構は9月下旬に産業革新投資機構(JIC)に改組。旧機構は会社分割で株式会社INCJとなり、新規投資から段階的に手を引く。志賀会長はJICには参画せず、INCJの取締役としてとこれまで投資してきた案件のエグジットなどを手掛ける予定。

志田義寧

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