[ムンバイ 19日 ロイター] - インド準備銀行(中央銀行)は19日、最も高額な2000ルピー(24.5ドル)紙幣の流通を停止すると発表した。取引に広く使用されていないと指摘した。
引き続き法定通貨として扱われるとする一方、国民に対し9月末までに銀行に預け入れるか、より少額の紙幣に交換するよう求めた。また「他の額面の紙幣量は国民の通貨需要を満たすのに引き続き十分だ」とした。
財務省高官は、今回の措置で日常生活や経済に混乱が生じることはないと強調した。
モディ政権は2016年、偽札対策などを目的に500ルピーと1000ルピーの紙幣を突然廃止した。流通紙幣の86%が対象となったことでシステミックな現金不足が発生し、政府は数日後、新しい500ルピー紙幣の発行を開始。流通通貨の補充を加速するため2000ルピー紙幣を導入した経緯がある。
ICRAの金融セクター格付け担当幹部は、銀行の預金増加が短期的にやや加速する可能性があると指摘。「そうなれば預金金利の上昇圧力が和らぎ、短期金利の緩和につながる可能性もある」と述べた。
インド中銀による昨年5月以降の計250ベーシスポイント(bp)利上げにもかかわらず、国内銀はここ数カ月、2桁の信用の伸びを報告しており、需要増や流動性逼迫に対応するため預金調達を加速している。
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