[ベンガルール 8日 ロイター] - イランの石油輸出国機構(OPEC)代表、アフシン・ジャバン氏は8日、国際石油価格が今年後半に1バレル=100ドル付近に回復する可能性があるとの見方を示した。供給が抑制される中、中国の需要が回復するためという。
国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長は5日、中国の需要回復を受けて、産油国は生産方針を再考する必要があるかもしれないと述べている。
インドで開催中のエネルギー会合に出席しているジャバン氏は、OPECとロシアなどで構成するOPECプラスの昨年12月の減産維持決定に言及し、「OPECは正しい方向に進んでいると思う。(減産維持は)需要をあまり楽観視していなかったためだ」と記者団に説明した。
OPECのハイサム・アルガイス事務局長も、昨年10月の減産合意は正しい決定だったとし、OPECプラスが世界市場安定を支える上で建設的役割を果たしていると評価されるべきだと6日に述べていた。
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