[ニューデリー 8日 ロイター] - インドの農民による農業関連法改正に対する抗議活動では、参加者が拡大し、3月から始まる収穫シーズン中も抗議活動が続けられる計画だ。有力農民団体の幹部が8日、明らかにした。
この幹部はロイターとのインタビューで、「小麦や冬作物の収穫期でも抗議活動が失速しないようにするため、綿密に計画を策定している」と説明した。
政府による法改正に反発する数多くの農民が首都ニューデリーに集結。9月に施行される三つの関連法廃止を訴え、政府に圧力をかけている。
政府は法改正により、大口小売業者など民間購入業者に農産品を直売でき、農民に新たな機会が開かれると指摘。これに対し農民らは、大規模な民間購入業者が恩恵を受け、生産者が犠牲になると反発している。
幹部は、「政府がわれわれの要求を受け入れるまで終わらない。抗議行動の勢いを失速させることはできない」と強調した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」