May 31, 2019 / 9:23 AM / 16 days ago

インド首相、次期財務相にシタラマン氏を指名 予想外の人事

[ニューデリー 31日 ロイター] - インドのモディ首相は31日、次期財務相にニルマラ・シタラマン氏を指名した。同氏は国防相を務めていた。

 5月31日、インドのモディ首相は、次期財務相にニルマラ・シタラマン氏(写真)を指名した。同氏は国防相を務めていた。2月撮影(2019年 ロイター/Adnan Abidi)

財務相に指名されるとの観測が浮上していた与党インド人民党(BJP)のアミト・シャー総裁は内相に指名された。

シタラマン氏は、モディ内閣で最も高位の女性閣僚となる。

第1次内閣で財務相を務めたジャイトリー氏は、健康問題を理由に第2次モディ政権への入閣を辞退していた。

市場では、今回の財務相人事は予想外との声が出ている。

シタラマン氏は59歳。経済学の知識があり、第1次モディ政権で財務担当の閣外相を一時期務めた経験がある。アミト・シャー氏やジャイトリー氏とは異なり、大物政治家とはみなされていない。

プリンシパル・アセット・マネジメントの債券部門トップ、BEKXY KURIAKOSE氏は、シタラマン氏の指名について「まだ何とも言えない。個人的には中立的だ。経済や市場の改革についてどのような意見を述べるか聞く必要がある」とコメント。

国内ファンドマネジャーのSANDIP SABHARWAL氏は「(シタラマン氏は)前政権で重要な役職に就いていたが、あまり知られていない存在だ。期待度自体は低いだろう。市場の観点から言えば、現段階では中立的だ」と述べた。

ローワン・キャピタル・アドバイザーズの創設者で最高経営責任者(CEO)のYOGESH NAGAONKAR氏は「大きな驚きで、予想外のニュースだ」とした上で、「市場では(シタラマン氏が)流動性を巡る懸念にどのように対応するかが、まず焦点になるだろう。成長を達成するために市場には適切な流動性が必要だ。また国営銀行危機への対応も注目される」と語った。

市場で最適とみられていたのは財務相代理を務めたピユシュ・ゴヤル氏だったが、シタラマン氏も実績があり、問題ないだろうと述べた。

またPRABHUDAS LILLADHERのAJAY BODKE・CEOは消費意欲の減退や設備投資サイクルの停滞、輸出の不振など複数の問題を抱えるインド経済のかじ取りにシタラマン氏は適任との見方を示した。

「財政にあまり余裕がない中で、どのように刺激策を打ち出し、アニマルスピリッツを呼び起こすかはまだ分からない」と述べた上で、モディ首相が重点を置く貧困層への支援と政府が取り組む中期的な財政健全化との微妙なバランスが求められると指摘した。

モディ首相は、次期外相にはS・ジャイシャンカル元外務次官を指名した。健康問題を理由に続投を見送るスワラジ外相の後任となる。

同国の外相に外交官が選ばれるのは初めて。

外務省の元幹部は「首相が外交政策に真剣であることの表れだ。また、専門家を信頼しているのだろう」との見方を示した。

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