April 4, 2019 / 7:56 AM / 2 months ago

インド中銀が25bp利下げ、景気支援へ

[ムンバイ 4日 ロイター] - インド中銀は4日、主要政策金利のレポレートを25ベーシスポイント(bp)引き下げ6.0%とした。景気支援が狙い。利下げは予想通りだった。

 4月4日、インド中銀は、主要政策金利のレポレートを25ベーシスポイント(bp)引き下げ6.0%とした。景気支援が狙い。利下げは予想通りだった。写真はムンバイで撮影(2019年 ロイター/Francis Mascarenhas)

物価は抑制されているものの、政策スタンスは「中立」に据え置いた。

先週のロイター調査では、アナリスト67人中57人が25bpの利下げを予想していた。

リバースレポレートは5.75%に引き下げられた。

金融政策委員会のメンバー6人のうち4人が25bpの利下げを主張。2人は据え置きを主張した。

また5人は政策スタンスを「中立」で維持することを主張。1人は「緩和的」への変更を主張した。

中銀は声明で、海外が厳しい情勢であることを踏まえ国内の成長を促進する必要性を強調。

「低迷する民間投資を活発化させて国内の成長を勢いづかせる必要がある」とした。

総選挙が迫る中、経済の低迷はモディ首相の続投を阻む要因になりかねない。

中銀は、2020年1─3月期までの消費者物価指数(CPI)上昇率が3.8%と中銀の中期目標である4%以下に収まると予想するが、食品や燃料が急に跳ね上がったり、財政赤字が目標を上回ってしまった場合は物価上振れリスクが生じると警告した。

2月のCPIは前年比2.57%上昇。食品価格が5カ月連続で下落した。[nL3N20Z3CV]

中銀は2019/20年度(19年4月─20年3月)の成長率予想を2月時点の7.4%から7.2%に引き下げた。

2018年10─12月の国内総生産(GDP)は、民間投資や地方経済の停滞で前年比6.6%増と5四半期ぶりの低成長となった。[nL3N20N680]失業率は数十年ぶりの高水準となっている。

総選挙は来週から投票が始まり、結果が判明するのは5月23日。どの政党が次期政権を担うのか不透明な状況が中銀の政策運営を難しくしている。選挙戦で主要政党はバラマキを約束しており、政府の財政計画も見通しが立たない。

中銀は、金融政策報告で「財政が悪化すれば(中略)民間投資を冷やし、生産にも悪影響を及ぼし、インフレ上昇につながる可能性がある」と警告した。

インドのジャイトリー財務相は4日、業界のイベントで演説し、総選挙で現政権が再選されれば、財政健全化を進め、追加利下げを可能にする政策を追求すると述べた。[nL3N21M1UC]

一方、モンスーン期は5月末または6月初めに到来する見込みで、またエルニーニョ現象が雨量に影響を与えれば、食品価格の急上昇につながる可能性がある。

ムンバイのアナンド・ラティ・セキュリティーズのチーフエコノミスト、スジャン・ハジュラ氏は、中銀が示したトーンは概ねハト派的だとの見解を示した。「インフレ率が4%を下回り続ければ、向こう12カ月の間に25─50bpの利下げが行われる可能性は否定できない」と述べた。

インフレが低水準であることから、一部アナリストはインド中銀が経済成長押し上げのため、より大幅な利下げを期待していた。

ただ、インド中銀が2月に25bp利下げした時に商業銀行が行った貸出金利の引き下げは5─10bpにとどまり、これが金融政策委員会の消極的な姿勢につながった可能性がある。

利下げ決定を受けたインド金融市場は小動き。インドルピーINR=D4は1ドル=68.82ルピーから68.78ルピーに上昇。NSE株価指数.NSEIは0.18%安の1万1622.35。

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