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インドのセメント大手、ロシアから石炭を輸入 人民元で決済

インドのセメント最大手ウルトラテック・セメントがロシアから石炭を輸入し、人民元で決済していることがロイターが入手したインドの税関書類で明らかになった。インド西部で2013年撮影。(2022年 ロイター/Amit Dave )

[ニューデリー 29日 ロイター] - インドのセメント最大手ウルトラテック・セメントがロシアから石炭を輸入し、人民元で決済していることがロイターが入手したインドの税関書類で明らかになった。

それによると、ウルトラテックはロシアの石炭大手SUEKからの15万7000トンを、極東のワニノ港から出荷した。5日付の請求書では代金が1億7265万2900元(2581万ドル)となっている。

2人の関係者筋はSUEKのドバイ部門が取引を手配したと明らかにした。他の企業も元建てでロシア産の石炭を発注したという。

元による決済が増えれば、西側諸国による対ロシア制裁の効果が弱まる可能性がある。また元の国際化を目指す中国の取り組みに追い風となる。

シンガポールの為替トレーダーは「この動きは重要だ。この25年間、インド企業が国際貿易の決済に元を用いたという話は聞いたことがない。ドルを回避している」と話した。

インドの銀行関係者によると、人民元を使ったインドの貿易決済では、金融機関は中国や香港の支店、あるいは提携している中国の銀行にドルを送り、人民元と交換して貿易決済を行う可能性がある。

インド財務省の元幹部は「ルピー、人民元、ルーブルのルートが有利と分かれば、企業は切り替えようとする。こうした取引は今後も行われる可能性が高い」との見方を示した。

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