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インドネシア中銀、政策金利据え置き 通貨安定維持し成長支援

[ジャカルタ 18日 ロイター] - インドネシア中央銀行は18日、主要政策金利の7日物リバースレポ金利を過去最低の3.50%に据え置いた。通貨ルピアの安定を維持しつつ、経済成長を支援する。

インドネシア中央銀行は18日、主要政策金利の7日物リバースレポ金利を過去最低の3.50%に据え置いた。写真は同中銀、2016年9月撮影(2021年 ロイター/Iqro Rinaldi)

7日物リバースレポ金利は2月以降、据え置かれている。ロイターのエコノミスト調査でも、全員が据え置きを予想していた。

中銀は、翌日物預金ファシリティー金利(FASBI)を2.75%に、貸出ファシリティー金利を4.25%にそれぞれ据え置いた。

中銀は据え置き決定について、世界の主要中銀が金融引き締めに動く中、通貨ルピアの安定を維持する必要性に整合するものとした。

景気見通しについては、第4・四半期に経済活動が上向き、来年の国内総生産(GDP)成長率は今年を上回るとの見方を示した。中銀はこれまでに、今年の成長率見通しは3.5─4.3%としている。

ペリー・ワルジヨ総裁はオンライン会見で「経済成長は第4・四半期に加速する見込みだ。輸出の改善や財政支出の拡大、消費と投資の回復が牽引する」と述べた。世界的な供給網の目詰まりも解消されつつあると指摘した。

24日に行われる銀行関係者との年次会合でより詳しい景気判断と政策ガイダンスを示すと明らかにした。

インドネシアの第3・四半期GDPは前年同期比3.51%増と、新型コロナウイルスの感染抑制のための行動制限が重しとなって市場予想を下回った。8月下旬以降、行動制限は一部緩和されている。

ワルジヨ氏は人の移動が活発化しビジネス部門が再開すれば潜在需要が表面化し、融資の伸びを促進するとの見方を示した。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ギャレス・レザー氏は「(中銀は)政策金利を当面据え置くというサインを送っているようだ。需給ギャップが大きくインフレは弱いため、他の新興国中銀に追随して引き締めを急ぐ必要はない」と指摘した。

バンク・セントラル・アジアのチーフエコノミスト、デービッド・スミュアル氏は世界的な生産者物価の上昇が国内に波及し、来年は物価圧力が高まると予想した。インドネシア中銀は2022年後半に利上げを検討せざるを得ないだろうと語った。

ロイター調査によると、アナリストはインドネシア中銀が次の金利変更として来年第4・四半期に利上げに踏み切ると予想している。この時期には米連邦準備理事会(FRB)の利上げ局面が始まるとみられている。

ワルジヨ氏は為替相場について、インドネシアの高水準の貿易黒字が引き続きルピアを支えるだろうと述べた。

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