[ジャカルタ 31日 ロイター] - インドネシア投資調整庁が31日公表した第3・四半期(7─9月)の同国への海外直接投資(FDI)は、2四半期連続で増加した。
前年同期比17.8%増の105兆ルピアで、リフィニティブ・アイコンのデータによると2015年第4・四半期以来の大幅な伸びだった。
過去には数四半期マイナスの時期もあったが、ジョコ大統領が4月に再選を果たして以来、投資意欲が高まっている。
トリメガ・セクリタスの首席エコノミストは「選挙後に信頼感が改善した」と述べた。
ドルベースでは70億ドルと第2・四半期をやや上回り、前年同期比約6%増だった。ドルベースで前年比プラスとなるのは18年第1・四半期以来初めて。
金額は、2019年のルピアの対ドル相場平均の政府公式レートである1ドル=1万5000ルピアで算出している。第3・四半期の取引レンジは1ドル=1万3885─1万4350ルピア。
投資調整庁のBahlil Lahadalia長官は、投資家たちが計画にとどまらず投資を実行するような対策を大統領から求められていると述べた。
部門別では、輸送、倉庫、通信への投資が最も多かった。
シンガポール、オランダ、中国からの投資が上位を占めた。
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