December 20, 2018 / 8:29 AM / 8 months ago

インドネシア中銀、政策金利を据え置き 来年追加利上げとの見方

[ジャカルタ 20日 ロイター] - インドネシア中央銀行は20日、主要政策金利である7日物リバースレポ金利IDCBRR=ECIを6.00%に据え置いた。据え置きは予想通り。ただ必要に応じて通貨ルピアを防衛する方針を改めて示した。

 12月20日、インドネシア中央銀行は、主要政策金利である7日物リバースレポ金利を6.00%に据え置いた。据え置きは予想通り。ただ必要に応じて通貨ルピアを防衛する方針を改めて示した。写真はジャカルタで10月撮影(2018年 ロイター/Beawiharta Beawiharta)

ロイター調査では、アナリスト21人中20人が据え置きを予想していた。[nL3N1YN1D1]

中銀は資本流出の抑制とルピア下支えのため、5月から11月までの間、6度にわたり計175ベーシスポイント(bp)の利上げを実施した。

中銀は20日、預金ファシリティー金利と貸出ファシリティー金利もそれぞれ5.25%と6.75%に据え置いた。

米連邦準備理事会(FRB)は19日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.25─2.50%に25ベーシスポイント(bp)引き上げることを決定した。[nL3N1YO4O1]

中銀の決定後、ルピアIDR=はほとんど変動しなかった。FRBの利上げ決定を受けて、ルピアは20日の取引で0.55%下落したが、その後中銀が相場支援に向けて介入した。[nL3N1YP21C]

中銀のペリー・ワルジヨ総裁は現在の金利水準について、来年に経常赤字をより健全な水準に引き下げ、国内資産の魅力を維持する取り組みと一致していると説明した。

政策金利は、FRBが2019年の利上げ回数の見通しを3回でなく2回と示唆していることを含め、世界の金利動向も踏まえて決定された。総裁は「米国債利回りは当初想定されていたほど上昇しない」との見方を示し、「先進経済諸国から新興国へのポートフォリオ投資の再配分」を促すだろうと述べた。

ルピアは今年、米国の金融引き締め、米中貿易戦争、インドネシア経常赤字の拡大によって圧迫され、一時は1998年以来の安値を付けた。

総裁は、来年はルピアがより安定して推移するとの見通しを改めて示した。ただ、ルピアがファンダメンタルズを反映するのを確実にするため、引き続き相場安定に取り組む方針を示した。

アナリストは、米景気後退(リセッション)の可能性や貿易戦争を含めた市場の先行き不透明感に言及し、中銀は資本流出の可能性に対応するため来年も利上げしなければならない可能性があると指摘している。

キャピタル・エコノミクスのアジア担当シニアエコノミスト、ギャレス・レザー氏は、ルピアが今後1年間に一段と下落する可能性を踏まえると、今回の据え置き決定が引き締めサイクルの最後となる可能性は低いと述べた。

しかしエコノミストは来年の利上げペースの減速を予想している。

バンク・タブンガン・ネガラのチーフエコノミスト、ウィナン・ブドヨ氏は「(来年)中銀は2度利上げすると見込んでいる」と語った。

*内容を追加しました。

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